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社会人の先輩達にインタビュー|なんでその仕事を選んだのですか?

実際に様々な企業で働いている社会人の先輩達に「なんでその仕事を選んだのか?」インタビューした回答をまとめてみました。

待遇や条件を優先する

こんな時代ですから、待遇や条件を優先してしまうのは、致し方ないことだと思います。理想や、夢や、仕事内容を優先するという考え方も間違ってはいませんが、就職はアルバイトではなく何十年も続けていくことなので、そういった意味では、待遇や条件を優先するという考え方は間違っていないのです。

特に、男性の方は、将来結婚して家族を養い、住宅ローンや教育費を稼がないといけないので、待遇や条件を優先すべきだと思います。ただし、注意点としては「待遇や条件だけを優先させない」ことです。これをやってしまうと、やりたくもない仕事を選んでしまい、結果、数ヶ月ともたずに退職を余儀なくされてしまうからです。

最近では、待遇や条件の良さを餌にして、若い人材を確保しようとするブラック企業も増えているので、十分に注意しましょう。待遇や条件ばかり優先してしまうと、企業を冷静に精査することができなくなるので気をつけましょう。

仕事内容を優先する

仕事内容を優先して、今の仕事を選んだ!という社会人も大勢います。やはり、仕事は自分が好きで続けられそうなものを選ぶのが賢明です。どんなに待遇や条件が良くても、毎日が辛い・・・と思ってしまうほど嫌いな仕事なら、続けられるわけがないのです。

社会人の先輩達は、仕事内容を重視する上で、まずは、自分が何をやりたいのか?自分には何ができるのか?徹底的に時間をかけて模索したみたいです。模索する方法はいろいろありますが、行動することが何よりも大切なことのようです。

例えば、積極的にインターンシップを利用してみたり、就職したい業界でアルバイトをしてみたり、場合によってはボランティアという形で無給で働いてみたり、などなど、皆さん、頭で考えるよりも行動した方が良い結果を出せたみたいです。

頭の中で想像したりネットの情報でリサーチするのと、実際に働いてみるのとでは、かなり大きなギャップが出てきてしまうのです。そのギャップを放置しておくと、就職後にミスマッチが起きてしまうのです。ミスマッチで退職・・・という最悪な結末を避けるためにも、学生時代から積極的に就活を始めることをおすすめします。

職場の雰囲気、人間関係を優先する

どんなに良い企業でも職場の雰囲気が悪く、人間関係もギスギスしていたら働く気力も失せてしまいますよね?しかし、職場の雰囲気や人間関係なんて、どうやってチェックしたら良いのでしょうか?その方法はいくつかありますが、1番良い方法はインターンシップを利用して実際に働いてみることです。

実際に働いてみることで、職場の雰囲気や人間関係の状態を肌で感じることができるのです。インターンシップを利用することができない場合は、何度も企業内を見学させてもらうことです。1度や2度の見学では分からないことが多いですが、3度や4度も見学をすれば、職場の雰囲気ぐらいは察知することができます。

また、見学をする際は、できるだけ多くの社員に会っておきましょう。死んだ魚みたいな目をしているような社員ばかりの会社なら「危ない・・・」と思ったほうが良いでしょう。あと、大半の社員がいつも疲れた顔をしている企業もNGです。

もう1つのチェックポイントとしては、会社のトイレや廊下をチェックしてみることです。トイレや廊下が汚れている会社は、余裕がなく社員も大切にされていないことが多いので、職場の雰囲気も人間関係も悪い可能性が高いのです。

将来性を優先する

将来性を優先して企業を選んだ社会人も多いですが、私はこの考えには反対です。なぜなら、今の時代、専門家でも1つ1つの企業の将来性を正しく予測することはできないからです。将来性がありそうな企業に就職したのに、数年後に大規模なリストラが始まってしまった・・・最悪の場合、倒産して職を失ってしまうこともあるのです。

専門家でも正しい分析ができないのに、大学生が将来性を予測することなんて絶対に無理なのです。将来性をどうのこうの考えるくらいなら、仕事内容や職場の雰囲気を重視したほうが良いでしょう。企業を選ぶ上で1つだけおすすめしたいポイントがあります。それは、「人や世の中のために役立つビジネスか?」という点です。

例えば、福祉業界などは、まさに人のため世の中のために役立つビジネスです。数年後、数十年後の日本において、このようなビジネスは絶対になくならない、つまり将来性があるということです。

福祉業界でなくとも、人のため世の中のために役立つビジネスはいくらでもあります。そのような観点から企業を選んでみるのも、1つの有効な手段だと思います。