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学生の間はたくさんバイトをしたほうがいいの?経験を得るバイト探し

1つのアルバイトを長期間ずっと続ける事が出来る人は、印象が良いと思います。しかし学生という時期は学びの期間。せっかくですから様々なアルバイトにチャレンジして、たくさんの経験を培ってみてはいかがでしょうか?社会に出てから、とても役立つはずです。

採用試験などで、アルバイトの経験を聞かれて、たくさんのアルバイトをコロコロと変えている人と、1つのアルバイトを継続してやってきた人と、一体どちらが面接官の印象がいいのでしょうか?

どちらも捉え方によって良い部分と悪い部分が有ります。たくさんのアルバイトをコロコロと変えてきた人は、なかなかアルバイトが続かなくて、会社に入ってもすぐに辞めてしまうのではないかと思われるかもしれません。

しかし、たくさんのアルバイトをしてきた事で、色々な社会の経験が豊富になっていて、働いてから即戦力に近い形で役に立ったり、様々なアルバイトの経験から発想が豊かだったりする可能性も有ります。

逆に、1つのアルバイトをずっと続けてきた人は、何をしても長続きするのではないかという好印象が得られます。1つの事をやり通せる人なんだという評価に繋がりますし、それだけでも長く勤務してくれそうな誠実なイメージを持つ事が出来ます。

反面、社会に出ていないピュアな状態ですから、育てるのに時間がかかるという側面や、実際厳しい会社生活を目の当たりにして、長く続けていたアルバイト先とのギャップに、音を上げてしまわないかという心配な面も有ります。要は、同じ経験でもどういうふうに見えるかが大切です。

例えば、アルバイトをコロコロ変えてきた人は、当然の事ながら、その長所の部分を面接で謳えば良いのです。「私は社会勉強をしたくて、様々な業種の、たくさんのアルバイトによって、色々な経験をしてきました。もちろんアルバイトと正社員では、その責任や仕事の大変さなどに違いが有るとは思いますが、色々なアルバイトの経験によって、順応性を身につけております」というふうに、たくさんのアルバイトをしてきた強みの部分を強調出来れば、良い印象を持ってもらえます。

1つのアルバイトだけを継続してやってきた人も、「私は忍耐強く、一度何かをやりだしたら、最後まで責任を持ってやり通せる性格です。周りの人がたくさんのアルバイトをコロコロと変えている中で、私は長期でアルバイトをやり遂げました」など、強みの部分を最大限強調します。

しかし、これは何も採用試験を想定しての事だけではありません。実際あなたが学生時代に成長するためにも、こういった長所を知り、長所を自分で強調出来て、伸ばしていくというのは大切な事です。

学生時代は学びの時代ですが、決して学問だけを学べば良いという事もありません。なるべくならアルバイトなどを通じて社会人と関わり、社会性を身につける時間にも当てたいものです。

そういう意味で理想的な方法が、アルバイトの掛け持ちです。社会に出てから必要な忍耐力と社会性を学ぶには、1つのアルバイトを長期的にやり遂げるという事はとても学びが多いですが、反面1つのアルバイトだけでは、その価値観も偏ります。

そこで、もう1つのアルバイトを短期でしてみるのです。例えば月曜、水曜、金曜は長期のアルバイト、火曜、木曜は短期のアルバイトというように、掛け持ちしても無理が生じない方法を取ります。

しかし、短期のアルバイトを長くやってしまっては、両方が長期のアルバイトとなってしまい、学ぶという意味では効果が半減してしまいます。

短期のアルバイトは短期と割り切って、なるべく色々な業界を見てみましょう。また、アルバイトを探すプロセスも学びの場です。求人情報とのギャップや、自分は一体何が出来るのか、どういう事に興味が有るのかなどを、学生という早い段階から模索する事になります。

ですので、学生時代のアルバイトを単なる時給だけに捉えるのではなく、机上の学問とは違う、実践の学びの場であるという認識で、しっかりと働きましょう。

欲を言えば、アルバイト先の選別は、自分が興味が無い分野にも挑戦しましょう。意外に合う分野が出てくるかもしれません。新たな自分の可能性が見いだせるチャンスです。なるべく大胆にチャレンジしてくださいね。

様々な業種や職種の経験をしつつ、既存のアルバイトをしっかりとこなして、もちろん学問もしっかりとやり遂げた状態で、就職活動を行えば、厳しい就職戦線も普段の延長にしか感じない事でしょう。

めでたく採用が決まり、入社してからも違和感無くスタートを切る事が出来るはずです。