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気を抜かないで!女性の転職成功への道はそんなに甘いものではない

まず、これから転職活動をする人も、初めて就職活動をする人も、メディアやネットの情報に惑わされないようにしましょう。メディアでもネットでも「女性の時代がやってきた!」などと良い事しか書きません。追い風がきている!なんて思って過剰に期待すると、現実を知った時にショックが大きくなってしまうのです。

さんざんメディアやネットで、今の時代、女性は転職に成功できる!自分のキャリアを簡単に手に入れることができる!なんて宣伝されているから、それを鵜呑みにしてしまう20代、30代の女性が増えてしまうのです。

しかし、成功しているのは運もタイミングも能力も、すべてが“たまたま”うまくいったごく一部の限られた女性だけの話です。それを“たまたま”特集で取り上げただけなのです。自分もそのごく一部の限られた女性に入れるか?といったら、それは難しいのです。

厳しい事を言うようですが、女性だからというわけではなく、男性でも、まだまだ自分のやりたい仕事、理想の仕事ができる企業で働くという希望を叶えるのは難しいのが現実です。仮に入社することができても、期待はずれの部署に飛ばされてしまうというのが大多数です。

しかし、そんな中でも自分のヤリガイや仕事の面白さを見つけて、その中でキャリアを積んでいくしかないのです。臨機応変に要領よく働かないと、これからのサラリーマンは生き残れないのです。

いきなり理想と違う・・・と文句を言うのではなく、まずは与えられた環境で結果を出すまで辛抱し、キャリアを積んでおき、チャンスがあれば、前から夢見ていた業界に転職活動をしてみるといった流れが安全かと思われます。

極論を言ってしまえば、理想や夢や憧れでご飯を食べることはできないですからね。まずは働いて生活するお金が毎月振り込まれることです。これが社会人としての必要最低限のことだと思います。キャリアやスキルうんぬんはそれができてからの話だと思います。

それまでは与えられた仕事で、いかに効率よく求められている以上の成果を出すか?そこに自分を成長させる鍵が隠されているのです。

企業における女性のポジションは未だに整備されていない

企業側も女性を受け入れる意識はあるみたいです。積極的に女性を採用していく方針がいくらあっても、女性が活躍できるポジションが用意されていないなら、意味がありません。

結局は、お茶くみやコピーとりの仕事になってしまうのです。そんな仕事をしてキャリアやスキルを磨くことなどできないのです。なぜ、企業は積極的に女性を採用する方針を固めているのに、女性のポジションを用意しないのでしょうか?

女性のポジションが用意されていない理由

そもそも、企業は女性のポジションを用意する気がないのです。その証拠に、やり手の能力がある女性でも、あえて体力を必要とするような、男性と張り合うのが極めて不利なポジションを与えてみたり、雑用ばかりさせたりするのです。

中には、女性のポジションがあるようにみせて、実際に試験を受けてみたら、そんなものは用意されていなかった・・・というケースもあるのです。だから、20代から30代の若い女性は、もはや、就職活動や転職活動をすること自体に嫌気が差してしまうのです。

雇う気もないような企業を何社もまわって、結局は不採用か、とんでもなく条件が悪い職場に採用されるぐらいなら、いっそのこと、現場でキャリアを積める派遣社員でもやったほうがマシだ・・・と思う女性が実際に多いのです。

理想と現実の違いに悩む女性達

自分のやりたい仕事、将来の理想や夢、野望、そういったことが果たせない悩みを抱えている女性がほとんどです。なぜ、未だにこのような仕事環境しか用意されていないのでしょうか?これからの日本は若い男性だけでなく、女性も支えていかなければならないというのに・・・。