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あなたが選んだ企業は、あなたにとって本当に優良企業ですか?

就職活動を始めたばかりの頃は、誰でも大手企業や人気度の高い企業にターゲットを絞ります。しかし、大手企業や人気度が高い企業へ応募する学生は圧倒的に多いので、必然的に競争率は高くなります。競争率が高くなれば、その企業が欲しがっている人材とドンピシャのキャリアやスキルがなければ、採用されることはありません。

つまり、応募した大半の学生は不採用になってしまうということです。それでも「大企業に就職したい!人気の高い企業に就職したい!」という気持ちを捨てきれずに、その後も大企業や人気の高い企業ばかりに応募してしまう学生が圧倒的に多いのです。その結果、1つも内定をもらうことができず、心に余裕が持てなくなってしまうのです。

途中で路線変更してもうまくいかない・・・

途中で「このままでは卒業をするまでに、内定がもらえないかもしれない・・・」という焦りを感じ、路線変更をして中小企業を中心に応募する学生も多いです。しかし、その頃になってしまうと、中小企業の中でも一般的に優良企業と呼ばれるところは、既に募集を打ち切ってしまっていることが多いのです。

つまり、最初にこだわりを持ちすぎて、大企業や人気の高い企業ばかりにターゲットを絞りすぎたせいで、確実に内定をつかめるチャンスを逃してしまうということです。

しかしながら、そもそも、優良企業とはどのような企業のことを指すのでしょうか?一般的には優良企業と呼ばれる企業であっても、あなたにとっては優良企業でない可能性もあるのです。そのことを理解した上で企業を見極めないと、失敗する可能性が高くなってしまうのです。

一般的な優良企業とは?

一般的に優良企業と呼ばれる企業は「長期的に安定した将来性のある企業」を意味します。しかし、就職活動をしていく中で、社会経験もない学生が、長期的に安定した将来性のある企業を見極めるのは至難の業です。

就職支援の専門家だって、恐らく完璧には優良企業を見極めることはできないでしょう。現時点で優良企業でも、2年後、3年後はその企業が存続しているかも分からない時代だからです。

一昔前なら、大企業に入社すれば一生安泰という考えが当たり前でした。なぜなら、大企業がいきなり倒産する・・・という可能性は、ゼロに等しかったからです。しかし今の時代、企業の寿命がどれぐらいなのか、誰にも予測がつかないのです。

つまり、優良企業だから安心して就職をしたのに、2年後、3年後にリストラされてしまう・・・なんてことがありえるということです。そうなってくると、就職活動中に優良企業か?優良企業じゃないのか?に時間を費やすのは、非常にもったいないことだと思うのです。

そのような時間があるなら、本当に自分のやりたいことを探す時間にしたほうが、よっぽど有意義な時間と言えるのです。ぜひとも大学の4年間を無駄なものにしないでください。内定をもらうことも大切ですが、自分のやりたいことや自分探しをして、一生やり甲斐の持てる仕事を見つけるための貴重な時間にしてください。