• RSS

企業選びって実際何をすればいい?企業研究・企業選択の方法

就職活動をするにあたって、企業選択・企業研究が大事、というのはどこでも言われることである。しかし、それらが大事と言われても、どうやって・何をすれば良いのか、具体的に考えている人は意外と少ない。

就職活動を開始する時期は、決まっているようでいて、実のところ、かなり人それぞれだ。なので、今この記事を読んでいるのは、就職活動を間近に控えている人かもしれないし、就職活動を始めたばかりで手当たり次第にエントリーしている人かもしれないし、就職先が決まらず卒業間近で焦っている人かもしれないし、あるいは既に諦めて時期をずらそうと考えていたり、転職を考え始めた現社会人かもしれない。

既に就職活動を何度か経験している人なら、企業研究の意味を考えたり、やり方を試行錯誤したことがあるだろう。さて、企業選択・企業研究は、何の為に必要なのか?何を使って、どんな方法で行うのか?それによって、内定に繋がるようなものなのか?これらを1つ1つ考えてみよう。

企業研究って、つまりどんなもの?

さて、企業研究とは何なのか?企業研究というのは、応募する企業がどんな事業を展開していて、同じ業界の他社と比べて、何が違うのか、などを調べることだ。事業内容や他社との違いはもちろん、企業理念や会社の方針、社長の創業理由なども調べる項目だ

何故これらを調べる必要があるのかと言えば、良識な大人からは怒られそうだが、ぶっちゃけ、志望動機を書く時に書ける内容が広がる。そして、人よりその企業に対して多くのことを知っているわけだから、当然だが他の企業と比べてどっちが自分にとって合っているか、という判断もできる。

実際どんな方法があるのか?どうやって行うのか?

ではそんな意味を持つ企業研究。その為に何を見ればいいのかと言えば、まず挙げられるのは企業のHPや、説明会の際に企業から配布される資料がある。企業から発信されるものなので、当然ながら企業にとって悪い事は書いていないだろうが、大体のことはここで見れる。

社長がどんな思いから会社を創立して、どんな歴史を歩んできたか、という会社概要や沿革の項目だ。また、企業理念や方針で、どんなビジョンを掲げて事業を行っていて、今後会社をどうして行きたいのか、社会にとってどんな企業でありたいのか、などが書かれている。

社長のメッセージや思いを載せている企業もある。社長、ひいてはその会社が大切にしている理想や想いが書いてある。人材をどう捉え、人材教育をどう考えているのか、取引先や地域に対してどう貢献したいと考えているか、が分かる。

また、事業内容には、文字通りその会社が取り組んでいる事業や、サービス内容が書かれている。ここまでは企業のHPや配布資料にたいだい書かれている内容だが、他にも求人サイトに掲載してある企業の情報には、企業のHPには載せていない業務内容の詳細や、福利厚生なども詳しく書いてあったりする。

また、就活性にはあまりメジャーな情報ソースではないかもしれないが、投資家向けの説明や報告を掲載している企業もあるので、あればそちらもチェックしたいところだ。投資家向けには、未成年から引退した人まで、幅広い層を対象としている為、比較的分かりやすく、新規事業の動向や現在の利益などを紹介・報告している。

企業研究が本当に内定をもらうのに役立つのか?

さて、なぜこんな企業研究が大事だと再三言われているかといえば、まぁやはり内定をもらうのに必要だから、というのが1つある。そして、当然ながら失敗しない就職をするためだ。

自分に合った企業に入ることが、自分にとっても企業にとっても良い事であるには変わりない。また、その企業に対する理解や熱意を持っている人物を、企業は引き入れたいと考えている。

実際、企業が採用をする際に重視するポイントの1つに、企業の対する熱意や真摯な姿勢が毎年挙げられている。志望動機に、同業他社や業界全てに当てはまりそうな無難な理由を挙げる人では、よほど優秀でない限り採用されないだろう。

つまり、企業研究は自分に合った会社を見つける為であると同時に、企業に採用されやすくなるという、どちらがメインか分からないが有益なものなのだ。こうなったら、しっかりと企業研究をして、自分の性格や好みに合った会社に入りたいものだ。