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「この人が派遣されてきて良かった!」と言わせるためにできること

派遣スタッフは有期契約労働者です。言うまでもなく派遣先の職場に出向くのは契約期間だけ、ということになるでしょう。

決められた期間の勤務だからこそ、しっかりと仕事をこなし、なおかつ優秀な人材として認識されたいものです。それは決して自己満足の意味ではありません。派遣先職場で「この人が派遣されてきて良かった!」と言われることは、あなたの今後のキャリアにつながるからです。

そして、このセリフを言わせる決め手は何もコンピュータ並みに仕事をこなす仕事の手際だけではありません。職場における勤務態度も含めたところで、総合的な評価が成されるのです。

そのために出来ることは決して難しいことではありません。バランスのとれた人間力を発揮し、ぜひとも高い評価を受ける派遣スタッフへと成長しましょう。

気持ちの良い挨拶は欠かすことのできないヒューマンスキル

人間関係を円滑に進めるうえで欠かせないのは挨拶です。派遣先では率先して挨拶をするようにしましょう。例え相手があなたの挨拶に何も返さなかったとしても気にしてはいけません。そんな相手であっても挨拶をしたことでメリットはあってもデメリットはありませんから。挨拶は明るく爽やかに。そして、先にした方が勝ちなのです。

時間に余裕をもって行動する

契約書に記載された就業開始が朝9時だからといって、ギリギリ3分前に飛び込むようなことをしてはいけません。違反しているわけではありませんが、周囲の人がどう感じるかは言わずもがなでしょう。時間に余裕を持った出社を心がけ、落ち着いて仕事を開始するようにしましょう。

派遣されて日数が経過し、職場に慣れたからといって、この部分の枷を緩めてはいけません。最初から最後まで終始一貫してきちんとした対応をとり続けることで、自ずと評価は高くなるのです。

当番を頼まれたら引き受けた方が良い

職場によっては何かしらの当番がまわってくることがあります。お茶汲みだったり、全員のデスクを拭いたり…。もしもあなたにもそこに加わるよう声をかけられたら、気持ちよく引き受けましょう。「契約内容にありません」と突っぱねることはできます。しかし、その結果そこで働きにくくなるのは誰でもない、自分自身なのですから。

派遣先の人間と馴れ合う気はありません…。そう反論したい人もいるでしょう。しかし、派遣先での仕事は意外なほどに社員の手を借りる場面があるものです。くだらないことで軋轢を生むより、有期契約なわけですからそこは割り切ってしまいましょう。そして、どうせするなら「しぶしぶ」ではなく「気持ちよく」当番に参加した方が後々にお得です。

言葉遣いは正しく丁寧に

派遣先で電話や客の応対をするかどうかは職場によってまちまちです。しかし、それがあってもなくても、職場の人達との会話が必要なことに変わりはありません。どんな場面であっても、きちんと正しい言葉遣いでやりとりするよう心がけましょう。

同年代や年下が相手だと、時間の経過とともに気が緩んでしまうことがあります。しかし、その相手は気にしなくても、会話を漏れ聞いた第三者が不快感を示すことがあるのです。いわゆるお局タイプの人ですね。

そうなると、これが本当に厄介なんです。この手のトラブルは枚挙に暇がありません。それを避けるためにも、派遣先での言葉遣いは誰に対してもきちんとしておきましょう。

好感の持てる身だしなみを心がける

派遣先によって服装のコードは様々です。制服を着るところもあれば、私服のまま勤務する職場もあるでしょう。いずれにしても、派手過ぎない清潔感のある服装で出社することをお勧めします。

髪型や髪の色、メイクについても同じです。職場の人達は総じてケバイのに、なぜか派遣やパートで勤務する人には厳しい目を向けられることがあります。どの程度までのオシャレであれば無難なのかは何日か勤務しているとわかってくるでしょう。失敗を避けるためにも、アクセサリーなど装飾品の類は派遣された当初はつけていかない方が安全です。

残業や休日出勤などには出来るだけ応じるようにする

派遣のコストを考えると、企業側としては本来残業や休日出勤は避けたいところでしょう。それでも派遣スタッフに残業や休日出勤を依頼するということは、それだけ手が必要だということです。

ここは積極的に対応してしっかり仕事をこなしておきましょう。忙しい時に一緒になって働くことは、職場での連帯感も高まります。それはそのままあなたが「使える人材」だという評価へとつながっていくでしょう。ついでにお金も稼げるし、一石二鳥ですね。