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就職活動、迷走してない?何に「焦点」を当てて会社を探す?会社選び

就職活動がスタートする時期になった。とりあえず就職支援サイトのオープンを期に就活を始めたはいいものの、何をどうやって始めたらいいのか分からない人も少なくない筈だ。

就職支援サイトを活用するにあたって、まずは企業にエントリをしなくては、何も始まらない。しかし全ての企業にエントリするには、就職支援サイトに登録してある企業はあまりに多い。そこで、当然自分の興味関心に沿って、自分の「基準」で企業を選別していくわけだが、そこでまず大事なのは、何を基準にするか、だ。

企業や業界を選ぶ基準は、やりたい仕事内容だったり、社風だったり、福利厚生だったりと、人によって異なる。つまり、就活を始めて最初に考えなくてはならないのは、自分がどんな基準を持って、何に焦点を当てて、企業を選ぶか、ということである。今回は、どんな項目があるのか、人気がある項目は何なのか、基準を決める必要性を紹介する。

企業選択の項目を大きく分けてみると?

企業を選ぶにあたって、いくつか選ぶ為の指標を挙げてみよう。まずはメジャーなところから、①業種や仕事内容。最近重視する人が多い②働き方、意外と大事な③社風、などだ。大きくざっくりと分けるとこんなところだ。

もっと詳しく見ると、①はそのまま、どんな業界に行きたいか、どんな職種に就きたいか、自分がしたい仕事は何か、ということだ。やりたい事がある、なりたい職業が明確なら、これを軸に就職活動を進めるだろう。ちなみに、やりたい事がぶれていたり、業界に対するミーハーな気持ちで業界研究を疎かにしたままだと、就職した後で泣くことになるので、しっかり考えたいところだ。

次に、働き方。今回は福利厚生もここに含めた。仕事内容はそこまで問わないが、残業が少ない会社、きちんと有休が取れるか、土日が休みか、産休や育児休暇が取れるか、などなど。最近ではこの働き方を重視して仕事を選ぶ人も増えているようだ。

そして、社風。よくアットホームな会社、とか明るい会社、などと求人に載っていたりするが、つまり職場の雰囲気だ。堅実な、と言われる事が多いが、真面目な人が多い会社なのか、学生ノリの会社(ベンチャーに多い)なのか、などだ。企業から見ると、自社の社風に合いそうな人を採用することも多いという。

人気のある選択基準と、早くに内定をとれる学生の選ぶ基準

就活がスタートして数ヶ月、早めに内定をもらった学生が重視していた基準は、自分のやりたい事ができるか、成長できるか、が上位を占めたそうだ。目標があって、それに向かって行く道が見えていたり、向上心が強い人がやはり内定をとるのも早いように見える。

成長できるか、というのも向上心が伺える。キャリアやステップアップを考えているのだろう。しかし、漠然と成長したい、というのも微妙だ。というのも、志望動機を聞かれて、成長したいから、と成長の中身を明確にせず答えることがある。そして、その成長の中身を面接官に聞かれても答えられず、というパターン。成長したい、という意味をしっかり考えてから取り組みたいものだ。

そして、就職活動真っ只中の学生では、社風や雰囲気を重視する人が多かった。就職活動を続ける中で、社会人と接する機会は当然だが増える。企業によって180度違う雰囲気もあるし、こんな会社で働きたい、と思う場面が増えるのかもしれない。

基準を決める大切さ

さて、この企業を決める基準、軸を定めるのは、どうして大切なのか?まずは、入ってから後悔しない為。新卒で入った会社、社会人になって最初の数年は、社会人としての土台になる重要なものだ。入ってすぐに適応できずに辞めてしまう人もいるが、次の就職を考えると数年は勤めたい。

自分が考えに考え、入ることを決めた企業なら、少しくらい大変でも、数年は頑張っていけるだろう。給料を貰うのだから、仕事は少なからず大変なことだ。しかしその中でも、自分が妥協したくないもの、重要だと思うものがあるだろう。

それは人によってプライベートな時間の確保だったり、次のステップへのスキルだったり、楽しく働ける環境だったりする。その妥協できない点を守る為に、軸を定めて就職活動をすることが必要なのだ。