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足で稼ぐ営業はもう古い?精神論無しで足で稼ぐ方法とは?

物が無い時代は足で稼ぐ営業が主流でした。物が必要ですから、営業は顧客へ訪問すればするほど売れたのです。その理由から、営業が足で稼ぐと言われる様になったのです。

しかし、物が満たされて来た時代には、営業がいくら足で回ったとしても物が売れなくなり、説得型の営業が主流となりました。お客様にメリットを提示し、購入いただく事を説得する方法です。

そして、現在の様に物が余っている時代に入りますと、営業が熱心に説得した所で、要らないものは要らない訳です。そうなると、お客様のメリットに合う提案や、コストダウンの提案など、提案型の営業が主流となった訳です。蛇足ですが、現在主流の提案型の営業の中には、より意識レベルの高いお客様をターゲットとしたエコ商品などの、環境型の営業が増えてきているとも言えます。

こんな風に創意工夫が必要な現在の営業スタイルの中で、もはや足で稼ぐという方法は過去の遺物として精神論の象徴ともされています。しかし、やはり足で稼ぐというのは営業の基本に変わりは有りません。決して精神論では無く、今の時代に合う足で稼ぐを実践しては如何でしょうか?

ザイアンスの法則というのが有ります。単純接触の機会が増えると好感度が上がるという法則です。お客様との接触機会を増やして好感度を上げる事が出来るので、一つの営業手法として効果的です。

更に、新規営業を行う時は、対象顧客を一件でも多くピックアップし、事前に下調べをする必要が有ります。昔は実際に訪問しないと分からなかった方法も、今はインターネットで簡単に情報を収集出来ます。

インターネットでの情報収集や、訪問回数を闇雲な訪問では無く効率的に行う工夫をする事。営業ツールを分かりやすく整える事で1回の商談時間を減らす事など、創意工夫をした方法が、今の時代の足で稼ぐ方法では無いでしょうか?

接触回数を稼ぐ、情報を稼ぐ、今の時代の足で稼ぎ方は結果的に工夫を稼げるのかも知れませんね。