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こんな会社辞めてやる!女性が転職を決める時に注意すべきことは?

チキショー!こんな会社辞めてやる!!働く女性なら誰でも一度や二度はこんな風に叫びたくなることがあるかもしれません。

しかし、いくらストレスMAXだったとしても、勢いだけで辞表を叩きつけるのは考えものです。ただでさえ転職には「これで良かったのだろうか?」という不安が常につきまとうもの。それを勢いだけで推し進めれば「バカなことをした…」と後悔するのは目に見えています。

しかし、転職を考えること自体が悪いわけではありません。結果的に「やっぱり転職して正解だった!」と思うために出来ることとはどんなことでしょうか。

辞表を叩きつけるメリットは全くないという現実

いつもいつもいつも嫌味と理不尽な命令ばかりしてくる上司!そいつの顔に辞表を叩きつけてやったらさぞかし気分が良さそうですね。しかし――。気分がいいのはその一瞬だけ。今後のあなたの転職活動に重大な影を落とすかもしれません。

転職を希望する会社があなたを採用するかを判断するために、今の会社にあなたのことをたずねたとしたらどうしますか?一昔前であれば告知をせずに興信所を使って前職調査をする会社もありました。今はさすがに個人情報の保護が厳しく、そういうことは少ないようです。

しかし、本人にしっかり告知したうえで前職に問合せがいくとしたら、あなたはどう返事をするのでしょうか。「前職に問合せをするのはやめてください!」などと返答すれば、何か問題があったと勘ぐられても仕方がありませんね。

運を天に任せて「かまいません」と答えたところで『感情に任せて辞表を提出した挙句、ろくな引継ぎもしないで辞めた人です』こんな返答があったら、確実にあなたは採用されないでしょう。

つまり、辞表を叩きつけて辞めるやり方は、その一瞬のみスッキリするだけなのです。あとはいいことなんか一つもありません。単なる自己満足にしか過ぎないわけですね。

例えセクハラが原因だったとしても、そういう卑劣なことをするヤカラは平気で自分を正当化するものです。下手をするとあなたが「とんでもない女」にされかねません。二重にも三重にも悔しい思いをすることになりますから、くれぐれも感情的な辞表の提出はやめておきましょう。

勢いで辞める前に頭を冷やしてからどうするか考える

辞表を提出したものの、一晩たったら頭が冷えて後悔の嵐…。これ、最悪です。落ち着いて考えたら、このご時世、今と同じ待遇や職種を探すのは難しかった…。そんなふうに後悔するほどくだらないことはありません。

一度提出した退職願については、場合によっては撤回することも可能です。会社側からの承諾書が発行済みで、それを受け取っていると撤回は難しくなりますが…。しかし、もし撤回できたところで職場にいづらくなるかもしれません。そしてまた転職しようかと考えるようでは、まさに負のスパイラルです。

そんなバカバカしいことにならないためにも、どんなに頭にきたとしてもその場の勢いで物事を進めてはいけません。強引に有給休暇を取得してでも、とにかく一度冷静になって考える時間を作りましょう。

それでもやっぱり転職しようと決意したのなら…

現在の会社を辞めずに勤務し続けることのメリット、デメリット。新しい会社を探すことのメリット・デメリット。考えすぎるほど考えた結果、出した結論が『転職』なのであれば、ここからは邁進するのみです。

まず一つ目は当然のことながら優良な転職先を探すこと。そして同時進行しなければいけないのは、スマートな現職の退職に向けた下準備です。上司に退職願を提出するよりも先に前もって身の回りの整理を始めましょう。もちろん、同僚にもまだこの段階では退職のことを漏らしてはいけません。

退職に向けた提出書類の確認、引継ぎ書の作成、関わっている案件についての顛末などなど、やるべきことはたくさんあります。退職が正式な運びとなってからバタバタするのでは、あなたが退職した後に手落ちが判明することがあります。そうなると、きちんと手順をふんで退職したにも関わらず「勝手に辞めた人」という印象がつきかねません。そうならないためにも、とにかく用意周到に準備を始めましょう。

もしも、退職願を提出する前の準備段階で転職の意思が萎んでしまったとしたら、それはそれでいいのです。別に誰に迷惑をかけるわけでもないのですから、そのまま何事もなかったように勤め続けましょう。むしろ、自分の業務について整理整頓ができた分、その後の仕事がやりやすくなるかもしれません。

働く女性はくだらないことで多大なストレスを抱えることが多々あります。だからこそ、したたかに行動することで自分自身をしっかりと守ってあげましょう。