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あなたの叱り方が部下のやる気を左右?!不満を残さず叱るテクニック

普段あなたは部下をどんな風に叱っていますか?…上司になると敢えて叱ったり注意をしたりしなくてはならないことがたくさんあるはずです。「注意したあと嫌な雰囲気になる」「嫌われ上司になっていく気がする」と感じますか?

…嫌われるのも仕方がない?いいえ、そういう心構えでいるのは結構ですが、あなたの言い方次第では部下のやる気がアップすることだってありますよ!!基本は、どんな瞬間でも、『頭ごなし』『感情的』『一方的』にならない!!これだけは常に意識していきましょう!

ミス連続?!2回目までは注意のみ

ミスは誰にでもあります。上司だろうが関係ないですよね。でもわざとミスするわけではありません。ミスをした場合、本人も“しまったぁ~”と思っているはずです。このミスがたとえ凡ミスだったとしても1回目はあくまで「次はないように気を付けて」という程度で!

その際のポイントとしては、必ず『なぜ間違えたのか』を本人の口から確認させること。そうすることで本人がミスをしっかり自覚できます。同時に次は気をつけなきゃ!と思うはずです。

…2回目のミス。この場合はすぐに『なぜまた間違えたの?』と聞き、前回同様本人の口から確認させること。そして理由が同じであれ別であれ、あなたなりに、似たようなミスをすることがないようにアドバイスをしてあげることも必要です。そうすることで改めて意識し直すことでしょう。そして「集中して仕事をするように」と伝えましょう。

…3回目。ここは大事ですね。ほんとは根本がわかってないのに表面上の理由だけを言っていたのかもしれません。それともそもそも何かを完全に勘違いしているのかもしれません。もしかして実は“わからないことがわからない”というパターンかも。

まずはここではじめて叱りましょう!!叱るとは…口調を強く!表情も険しく!でも丁寧に!すぐに「なぜまた間違えたの?」と聞きましょう。今まで2回とも聞かれて自分で答えていたことです。それを聞かれるだけでも胸につき刺さるはずです。そして理由を聞いてから、ミスが続くほんとの背景が他にないかをあなた自身も探ってあげましょう。

仕事は仕事。大きなミスも小さなミスも関係ありません。仕事ではミスは許されないことがほとんどです!今後のためにもそれを意識させなくてはなりません!!同じミスは最高で3回まで!最初のフォローが肝心です!!

上司だからこその叱り

仕事をしていく中で、チームワークをみだしていたり、仕事に対する姿勢が悪かったり…ということで上司として叱らなくてはならないことは多々あるはずです。そんな時こそ叱り方には要注意!まずはできるだけ、個人面談のように誰にも聞かれない配慮をしてあげましょう。そのうえでしっかり話をする。

最初はなぜ呼び出したのかを伝えること。その時、たとえほかの部下に相談されたことがきっかけだったとしても、誰かに頼まれたというようなニュアンスは出さす、あくまで上司としてずっと気になっていたという視点から話すことが大事になってきます。

誰だって人からの評価は気になるもの。それがもし同僚から何か思われていると想像できるような内容だったとしたらモチベーションがさがる可能性もありますよね。それを防ぐためにも「あなたの仕事ぶりをみてきた中でずっと気になっていたことがあったから呼び出した」というような切り出し方がいいでしょう。

そして話をする中でのポイントはその相手に対して、高評価をしている部分も必ず伝えること。悪い部分だけではなく自分のことを見てくれているうえで叱られているんだ、と意識させることで自ら反省するきっかけになるはずです。

「あなたの○○の部分は高評価できるが、あなたの○○な部分は改善しなくてはいけない。なぜなら○○だから。それはあなたもわかるはず。でもどうして今こうなっているのか?あなたなりの理由があるならそれはなんですか?」

嫌われないように…という気持ちで話さないことも必要です。“伝えるべきこと”をしっかり伝えたうえで、相手の言い分を聞き背景も知ることで、はじめてその人に合ったアドバイスができるのです。そうすれば本人は少なくともあなたに対して“嫌なやつ”とは思わないはずです。

最後に…“伝えるべきこと”とは。あなたが社内環境を見渡した時に、社員全員が前向きに働きやすい環境であるか?ということをベースにして常に考えること。ただ叱るのではなく、一緒に考えること!そしてメリハリをつけること!努力していることがわかり変化があったら必ず褒めるなり評価するなりしてあげることも忘れないでくださいね。…きっとあなたを信頼して頑張ろうという気になってくれるはずですよ。