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営業成績を上げるには?小手先のテクニックは少しの売上しか生まない

俗にいう営業テクニック。営業現場では仲間内でそれぞれの営業テクニックをまるで武勇伝のように話し合っている所をよく見かけます。

しかし、小手先のテクニックがどれほど功を奏しているのでしょうか。本当に必要な事はどういった事でしょうか?

営業現場での価格設定や値引き交渉のやり取り。様々なテクニックが応酬するのが価格に関する時では無いでしょうか?

例えば顧客から「5パーセント引いてくれ。」という依頼を最初から想定して、あらかじめ5パーセント価格に上積みした見積もりを出すとか、数量の少ない場合の見積もりと多い場合の見積もりを極端に値段差を付けて多い方を購入頂くように促したりとか。注文期限を上手く設定して発注のきっかけにしたりとか、様々な駆け引きが営業現場では起きています。

しかし、生兵法はケガの元。多くの営業現場を見ていますと、営業マンから商品を購入する側の企業の購買部も購買のプロ。営業マンのテクニックもお見通しの場合が多いのです。

その駆け引きによって、却って営業マンの信用度が下がるケースも有り、逆に駆け引きを最小限に留めて正直に提案する営業の場合、信用度が高くて駆け引きに使う労力もお互い少ない事からすんなりと商談が決まる事も多いのです。

本当に必要な事は、やはりお客様との信頼関係を置いて他は有りません。こちらも駆け引きなら相手も駆け引きと言うよりは、お互い正直な商談をした方が良い事も多いという事は念頭に置いておかなければなりません。

そう、結局同じサイコロの目となるのです。特に、出せる情報ぎりぎりいっぱいまで出した時などは、お客様に特別感を持って頂けるケースが多いので、先ずは駆け引き無しの営業活動を充実させて見てください。駆け引きが際立つのはその時ですから。