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就活メイク・マニュアルをなにもかも鵜呑みにするのは失敗のもと

就活メイクはこうすれば高感度アップ間違いなし!サイトにしろ雑誌にしろ、こんな見出しをよく見かけます。まあ、内容については似たり寄ったりなので、どれを参考にしてもいいとは思います。が……。中には「えぇっ!?」と首を傾げたくなる内容が書かれていることも。

また、実践の仕方が悪いせいで、せっかくのメイクが逆効果になっている女子学生を見かけることもあります。なんでもかんでも書かれていることを鵜呑みにするのではなく、自分に合った就活メイクを身につけましょう。

口紅は自然なピンクやベージュと一口に言うけれど…

就活メイクにおける口紅の色といえばナチュラルなピンク、またはベージュでしょうか。もちろん、それ自体は間違っていません。しかし問題はピンクやベージュを選んでも自分に合わない色味では台無しになる、ということです。

いくらナチュラルなピンクやベージュであっても、唇に乗せてみるまではどう顔に映えるかわかりません。顔立ちだけではなく肌の色、素唇の色によっても顔から浮き上がったり沈んだりするものです。友達には似合ったからといって自分にも合うとは限りません。口紅の色選びをする時は、必ず自分の唇に実際に塗って顔映りを確認するようにしましょう。

また、着ている服装によっても色の映り方に差がでてきます。そのため、実際に就活で着用するスーツを着て、出来れば髪色、髪型も本番仕様にしてから色を選んだ方が確実でしょう。

アイラインやグロスはワンポイントならOK?

就活メイクについて「アイラインやグロスはワンポイントにおさえましょう」と書かれてものを見かけることがあります。しかしアイラインやグロスは就活においてはかなりリスキーなアイテムと言えるでしょう。

普段、アイラインをばっちり入れている人にとっては、アイラインなしで人と会うことに不安を感じるかもしれません。ボヤーっとした目になって印象が薄くなる!と怯える気持ちもわかります。しかし、実はアイラインをばっちり入れている目の方が、上司世代にとっては不自然きわまりなく見えているんです。

メイクのプロがアイラインを入れていると、そうとは気づかれないぐらい自然に描かれていることもあります。さすがプロ!とうなってしまいます。そういうアイラインであればいいと思いますが、「描きました!」と主張しまくるアイラインのなんと多いことか。

素人が描いたアイラインというのは、どんなに自然に入れたつもりでもけっこうわかってしまうんです。特に、面接官が女性だった場合、完璧に見破られることになるでしょう。もちろん、必ずしもそれが悪印象を与えるとは限りません。しかし好印象につながる可能性も高くはないのです。少しでも「入れてる感」が出てしまうぐらいなら、潔くアイラインは無しにすることをおすすめします。

グロスについては、口紅を塗るのですから全く必要ありません。下手に塗ると「水商売か風俗のお姉ちゃんか?」と思われるのがオチですからやめておきましょう。

コンシーラーを使いこなすのはかなり難しい

連日の就職活動でヘトヘトになり、ふと見れば目の下にクマが…!それを隠すためにコンシーラーを使ってみようという人もいるでしょう。ところがコンシーラーって、使いこなしがかなり難しいのをご存知ですか?

ナチュラルに見えるよう薄くのばしてみたけれど、どう見てもクマが隠れていない。ならばもっともっとと上塗りするうちに、そこだけ「塗りました!」という不自然さがまるだしに…。ましてや、睡眠不足で肌が荒れていたりすると、ファンデーションまでのらなくなって悪循環に陥る一方です。

悪戦苦闘してあれこれ塗りたくった挙句、不気味な厚化粧になるのは絶対にNG。そんなことになるぐらいなら、コンシーラーは無しでファンデーションを薄く塗るだけの方が実はよっぽど肌がきれいに見えますよ。口元に血色が良く見える色を選んであれば、多少クマが合っても全体の印象は充分にカバーできるものです。

あとは、普段から口角を上げるように気をつけておくことでしょうか。クマのせいでただでさえお疲れ顔だというのに、口角が下がっていれば、どんなメイクをしたところで暗~く見えてしまうもの。口角をキュっと上げ、背筋をピンと伸ばすだけで顔色まで良く見えますから、変な小細工に逃げようとしないでくださいね!