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無駄!残業を減らして出来た時間をより有意義な時間に変えよう!

日本の労働時間が海外と比べて長いことは、割と周知の事実である。皮肉として言われることには、日本人は始まりの時間は厳守だが、終了の時間は全く守らない、という。確かに、始業時間より早く職場に着き、余裕を持って仕事を始める人が多い。そして、認めたくはないが、定時を過ぎても、残業を数十分どころか数時間することも少なくないだろう。

最近では、NO残業デーを推奨したり、夜遅くの残業を禁止したりする企業も増えてきているそうだ。それでも、残業していると「頑張っている」と思う、思われることはまだまだ多い。だらだらと仕事をして、なんとなく残業しているなんて、時間が勿体ないとは思わないか?無駄な残業を辞めて、もっと有意義な時間を使い方をしよう。

残業するのは何のため?

まず考えたいのは、残業は何の為にするのか、ということだ。考えられるのは、取り組んでいる仕事が納期までに終わらないから?残業代を稼ぐ為?頑張っているなと評価されたいから?あるいは職場の雰囲気で?大きく分けるとこのくらいだろうか。

さて、仕事が納期までに終わらないなら、確かに仕方が無い。しかし、それが毎回続くならばそれは仕事の仕方に問題があるのではないか?そもそも納期までの時間が短いのか、他の仕事が急に入ってしまったからなのか、優先順位を間違ったからなのか、効率が悪いのか。それらを考え、定時で帰ることを前提に、納期までに仕事が片付くよう調整することが必要だ。

残業代を稼ぐ為だと言うなら、それも仕方が無いのかもしれない。しかし、単に長時間働くよりも、生産性を上げて給料が上がるように努力した方が建設的なのではないかだろうか。

職場の雰囲気は、実は最も改善しにくいかもしれない。皆が残業しているのに、自分だけ定時で帰るのは勇気がいるかもしれない。しかし、きっちり今日の仕事を終わらせたならば、明日の仕事の為にも早く帰るべきだ。

職場の雰囲気を少しでも変える努力をしてみよう。自分の周りだけでも、ノー残業の習慣が身に付けば大成功だ。下手に言い訳を探すより、生産性を上げる為にも早く帰ろうと呼びかけてみよう。無駄なように思えて、意外と効果があるかもしれない。(事実、筆者は毎日残業している人を社畜と呼び、脱社畜を呼びかけてノー残業を勧めている。)

遅くまで仕事している人の方が大変そう?きっちり見える成果を出せばOK?

何故か仕事を時間内にきっちり終わらせて定時帰宅した人より、遅くまで残業している人の方が「頑張っている」と褒められる体質がある。これもまた日本的というか、よく目にする光景だ。

最近は、残業が褒められる事じゃない、と口では言いつつも、仕事が終わらずに遅くまで残っている人に、上司から差し入れがあったりもする。おかしな話だ。残業はコストだし、むしろ定時までに仕上げられるよう効率化を図れ、と説教されても良い場面だと思うのだが。しかし、昔からの会社の体質らしく、こればかりはなかなか改善されない。なので、定時に帰りつつも、はっきりと成果を出すことが必要になる。

残業を常にしている人は、夕方までだらだらと、仕事をしている「つもり」な人が多いという。そして、夕方からあるいは夜からやっと頑張り始める。残業代の為か知らないが、無駄な時間の使い方だ。長い時間職場でだらだら仕事をするくらいなら、短時間できっちり仕上げた方が良い。仕上がりの差も然ることながら、仕事と仕事外のメリハリもつくだろう。

1時間の残業時間カットで、何ができる?

毎日2時間残業しているとして、それが2時間早く帰れたら何ができるだろうか?空いた時間でジムに行くこともできるし、他社の知人と飲むのもいいだろう。キャリアアップの為に読書や資格勉強もできる。今まで時間がない、と先延ばしにしてきた大半のことが、できるのではないだろうか。

残業とは、時間内に仕事を終わらせることのできない人がやること。決して、偉いわけでも凄いわけでもない。同じ成果を出せるなら、短時間で出来た方が自分にとっても、企業にとっても良いことなのだ。自分には時間的余裕ができるし、企業は残業のコストが浮く。それを改めて考え、無駄な残業をしないようにしたいものだ。