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部下のサインを見逃すな!あなたは“相談しよう”と思える上司?

あなたは普段部下から相談をもちかけられることがありますか?相談される前に自分から“なんかいつもと違うな…”と微妙な変化を感じ取れればいいのですが。

たとえ感じとったとしてもそこで上手にフォローしてあげてはじめて意味があるわけですが、できればそれも自然にやりたいですよね。

人の微妙な変化を感じとるにはよほど人を見ていないといけないでしょ?と思うでしょうが、もちろん仕事中ですからそんなわけにはいきません。。でもそんな状況でも変化を感じとるための方法があるのです。それはいかに普段コミュニケーションをとっているか、ということ!

でも誰もがそんなに簡単に心を開くとは思えませんよね。心を開いても大丈夫そうだと思う相手から開くのが一般的でしょう。こと仕事においては同僚に愚痴って終わるレベルなら問題ありませんが、気づかないところで本人なりに悩み続けていて上司に口を開いた時には「やめたいと思っています」…ということになっていた、というパターンは少なくないことだと思います。

仕事関係で悩む場合は一人で解決できないことの方が多いからでしょう。何か環境が変わるか、解決方法が見つからなければずっと改善しません。中には自分で解決する人もいるはずです。でもそれでもなんとかして改善してほしいと思って働いているはずです。

上司に相談するのは限界になってから。言ったらおおげさにならないか心配で簡単に言えない…なんて思ったりして余計に勇気がいることでしょう。でももし上司であるあなたがそんな微妙な変化に気づけたら最高ですよね!そのためにも意識したコミュニケーション作りが大事なのです。

コミュニケーションの度合いは

コミュニケーションというと仕事後に飲みに誘ったり…と考えがちですがもっと単純なことでいいのです。休憩時間に一緒に過ごせとも言いません。例えば仕事中、ちょっと一息ついた瞬間、すれ違った瞬間など余裕がある時であれば一言二言の声掛けをする!…ただそれだけ。

その声掛けも仕事に関係することから、「暑いね、ばててない?」などちょっとした声掛けでいいのです。仕事中も例えば「間に合いそう?」という一言だけだとしても、だまっているのと一言でも声をかけるのとでは違うと思いませんか?

たった一言が広がって話になっていくことだってあるでしょう。話してみなければわからないことはいっぱいあります。ただでさえ上司と部下という関係だと話も固くなりがちですよね?でも、普段必要な時しか話さない上司と、普段から声をかけてくれる上司だとしたら、もし悩んでいたときには後者を選んで相談するのではないでしょうか。

たとえあなたが心の中で、『いつでも相談に乗る気でいるよ』と思っていてもそれが少しでも伝わらなければ意味がありません。どうしようどうしようと悩んでいるうちに大きな悩みになって、早いうちに解決できるものもできなくなってしまうことだってあるのです。もしそう思っているのなら社員たちの前で「なんかあればいつでも相談にのるから声をかけてください」と言っておくといいですね。

もちろん場合によっては待ちの姿勢も必要ですが、まずは上司として部下が困ってないか…と常に気にかけられる余裕があるように頑張ってください!!

変化を感じたら全体を観察

コミュニケーションをとっていくと1回や2回じゃわからないことも、あるとき部下がなにか悩んでいたり元気がないと、なんとなく“あれ?なんか今日いつもと違う気がするな”と感じるようになってくるはずです。

でもすぐに「なにかあった?」とは聞かず一旦社内全体を観察してみましょう。社内の人間関係や仕事内容が関係しているなら意識して観察していれば必ず何となくみえてきます。そうではなく個人的な問題であればみえてこないでしょう。

もちろんこれは感ではありますが観察というのはただ見ているのとは全然違う見え方になるということに気付かされることでしょう。そのうえで本人が微妙な変化を隠している感じがするのであれば2~3日観察を続けるといいでしょう。

さらにあきらかに隠せないでいるような状態ならばタイミングを見計らって早めに「なにかあった?」と聞いてみることです。少しでも心を開いて話してくれるといいですね!!

…上司も人間です。自分の仕事もある中で部下の心のケアもするなんて大変なことですよね。大人だとはいえ一人で解決できないことには上司という立場を最大限に使ってケアしてあげたいものです。どう解決していけばいいかは、しっかり話を聞いてからまた考えること!!

まずはあなたに話したい、あなたに相談したい、と思ってもらえるようなオーラをだすことからはじめてみてください。そのためには見た目も大事ですよ!険しい表情でいないこと!!なによりあなたが部下のサインを見逃すことがないように頑張ってくださいね!