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どう答える?面接での怖い質問~「君は家族の誕生日を知ってますか?」

就職活動の最終章とも言える面接は、誰でも緊張する場だと思います。「どんな質問が出るのか?」「ちゃんと答えられるのだろうか?」「どうすれば面接担当者に好印象を与えることができるのか?」などと思いを馳せていることと思います。

面接の担当者としては、応募者の本質を出来るだけ把握しようと、あれこれと質問について研究しています。そんな数ある質問の中で、実際に面接で応募者に対して出された質問の1つを公開します。これは私の友人である某大手企業の人事担当者が最終面接で良く出す質問です。その質問とは、「君は家族の誕生日を知っていますか?」と言うものです。

あなただったらこの質問にどう答えますか?簡単なようで意外と難しい質問ですよね?友人によると、この質問で応募者と家族のつながりを見るだけでなく、応募者の社会性や人格、感性、性格、品性などが判ると言っていました。それは何故でしょうか?以下は、私の友人の見解です。

家族とはその人(応募者)に一番近い社会構成と言えます。家族の誕生日を知っていると言うことは、それだけ家族のことを思いやっていると言うことにつながります。家族を思いやる一番の証左として、家族の誕生日を知っていることが挙げられるのです。

つまり、日常生活において常に家族のことが念頭にあり、家族に対して感謝の気持ちを持って接していると言うことにつながります。家族に対して感謝の念を持つと言うことは、無意識のうちに社会に対しても感謝の念を持っていると言うことでもあります。このことは、その人が社会性を持つ大人としての完成度が高い人間であることを表しています。

同時に、日々家族のことが念頭にあるその人(応募者)は、潜在的性格は穏やかで思いやりのある人間と判断できることになります。またこのことは、その人(応募者)は自己中心主義ではなく、周囲の人達のことを考えて行動する気配りに優れたリーダーとしての資質も見いだせます。

こう言った人達のほとんどは、幼少のころから読書に親しみかつ勤しんでおり、幅広い知識と深い教養を持っているとことが多いと言うデータがあります。友人が過去において面接をし、「君は家族の誕生日を知っていますか?」の質問に対して答えることのできた人達(応募者)に聞いたところ、ほぼ100%の人達が小さい時から幅広いジャンルの本を読んでいたそうです。

彼は最後にこんなコメントを言っていました。「一番身近で社会の最小単位である家族。その家族を大切に思っているかいないかを知るには、家族の誕生日を聞くのが良いと思いますよ。家族の協力と支援なしに現在の自分はないのですから。」

核家族が人の生活環境の基準となってしまった現在、家族を大切にすることは非常に大事な事であり、その人の人間形成に大きな影響を及ぼすことだと思います。家族を行使する員数はそれほど多くありません。家族の誕生日は是非憶えておきたいものです。