• RSS

守れ!守れ!は非効率、キチンと部下にルールを守らせる方法

ルールを守らないとミスをします。ミスが発生すれば会社に損害がでます、運が悪いと労災に繋がったりします。

もし自分がその人の上司だったり、指導員だったら少なからず監督責任を負わされるでしょう。皆さんはルールを守らない部下や新人をもどかしく感じることはありませんか?今回は部下や新人にルールを守らせる秘訣を紹介させていただきます。

守れ!守れ!は効果が薄い

ルールを破った時に怒鳴ったり、その場で守れ!守れ!と口うるさく言ってもエネルギーを多量に消費するだけで効率的とはいえません。そのような繰り返しでは見ているところではキチンとやっていても隠れてルールを破る人は後を絶たないと思います。

定期的に連絡し続けること

ルール破りを発覚したときやその数日のみ言うのではいけません。どうしても守らせたいルールであれば朝礼などで毎日いい続けることが部下に意識を植え付けることに繋がります。毎日が大げさでも、毎週月曜日、月初めなど定期的にルール厳守の連絡をするのが肝心です。

何故守れないかを考えること

ルールが定着しないのを作業者のモラルだけで判断してはいけません。本当にルール通りの作業が出来る環境になっているのか、ルール通りの作業をすることに莫大な負荷がかかるようになっていないかをよく観察し、その人に対し、何故守れないのかだけでなくどうしたら守れるのかというアプローチを行うのも重要です。

自分の職場だけで必死になっていないか

ルールを守らない人の多くは、周囲に影響されることが多いです。他職場の人がルール通りやらないことがまかり通っている状況では自分の部下がそれを見て「自分もやらなくていいだろう」という意識を持ってしまうのは仕方がありません。守らせたいルールであれば他職場の上司とも連携をとって会社全体でルールを徹底させられるよう働きかけましょう。

キチンと教育を行う

特に若い人に多いのが「そんなの守らなくても大丈夫」という意識です。実際ルールを破ったからといって必ずミスや災害が起こるわけではありません。ルールというものの大半が未然防止に繋がる物である以上、ルールを破るとどういう危険があるかという教育をキチンと行う必要があります。過去の損害が発生した事例があればそれを用いて教育を行うのが効果的です。

どうしても守らせたい人がいたらその人を監視役にする

これは正攻法ではなく、裏技に近いですが、どうしてもそのルールを守らせたい人がいたらその人に「○○がよく違反をしているので、お前が責任もって注意してくれ」と監視役に任命するのです。注意する人間はまず自分が守らなければいけないという意識が生まれるので効果は抜群です。

ルール遵守というのは一度定着してしまえば周囲が守るのが当たり前の空気になります。ミスが起こるたびに怒鳴ったり、問題視したりするので余分なエネルギーを必要とし、どれだけやっても守れないと思ってしまうのです。日頃から根気よく定期的にルールを守る意識付けを行っていれば無理なくルールを守れる職場が完成することでしょう。