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相手の一字一句に反応するのは不毛、無駄な言い合いを避けるコツ

会話から言い合いに発展して不毛な展開が延々と続くことってよくありますよね。意思の疎通が上手く出来なかったり、ちょっとした事から討論に発展したりとか。

そんな時は相手の一字一句全てに反応していてはいけません。特に会社生活だと人間関係の構築は必須ですし、不毛な言い合いを続けていると周囲に迷惑もかかります。

そこで今回は折り合いが付かなくなってしまった時点で相手の重要な言葉を見抜き無駄な言い合いを終わらせるための方法やポイントをご紹介させていただきます。

相手の主張していることは会話の冒頭が全て

国語のテストなどを思い出してもらえばわかると思いますが、”~の文章から筆者・登場人物が伝えようとしていることは何か”といった設問があれば大体最初の文章にそれもしくは重要なキーワードが含まれている場合が多いです。

個人的な言い合いや討論も同じで、相手の主張は会話の最初にほぼ出ていますので、その後に続く流れはほぼその主張を認めさせる為の理屈だったり、何とかして言い負かせようと本来の主張からズレた発言が増えてしまうのです。

相手の言葉の一字一句に反応していては収拾がつかない

腹を据えてとことんじっくり話し込んでやる、というのなら別なのですが、仕事をしている以上いつもそんなのが続いていると必ず無理が生じてきますし、実際お互いが納得するまで話し合うこと自体よほどのことが無い限り決着をつけるのは難しいです。

そこで、通常の言い合いや討論に関しては泥沼化する前に早期に終わらすのが無難なのです。その為にも言い合いに発展してからの相手の言動にいちいち反応しないようにしなければ、収集がつかなくなってしまいます。

論点を見失わない

上記に書いたように重要な論点とは言い合いに発展する前の会話の冒頭であり、言い合いに発展した後は、相手が納得できない理由に別の不満をぶつけていたりしているので、論点を見失いがちになりやすいです。

そこでズレはじめてきたと感じたら本来の論点に戻す必要があります。それが相手の一字一句全てに反応してはいけないということになるんですね。特にありがちなのが、納得できない理由に過去の話を持ち出して結局何がネックになっているのかすらわからなくなることとかよくありますよね。

平行線をたどるのは仕方が無い

こちらは相手を納得させたいし、相手も納得できないことを必死で伝えたい。このように一度平行線をたどってしまえば選ぶ言葉でなんとかなるような問題ではないでしょう。まずは折り合いがつけられるかどうかを模索すべきです。相手が納得できないのがわかったら『どうしたら納得してもらえるのか』『どうすれば譲歩してもらえるのか』というように不毛な言い合いから建設的な打診に切り替えましょう。

それでも収集がつかない場合は

正直、一対一の言い合いで折り合いが付かなくなればその場でお互いが納得することはほぼ難しいです。第三者に入ってもらうか、頭を冷やす為にも一度話を切り上げてお互いもう一度良く考えてみようと告げるのも効果的です。一度冷静になった後で同じ言い合いを再度したくないと思う人は多いですので、次に話す時には意外と折り合いが付くことが多々あります。

ブレた発言をしてはいけない

相手がどのうように話を飛躍させようが、こちらの主張がブレるような発言はしてはいけません。折り合いをつけるために譲歩は必要なのですが論点に対して自分はこうしたいという意思を曲げていては駄目なのです。一度話がブレはじめるとお互いより納得でき難くなりますので、少なくともこちらの主張は一貫して変えない発言を心がけましょう。

相手に対する日々の接し方から気を付ける

ちょっとした言い合いで人間関係が崩れるのはよくあることです。あそこで言い返さなければここまで酷くならなかったのにと後で後悔することもあるでしょう。それが会社であると居づらくなってしまったり、仕事がスムーズにいかなくなることも多いのでリスクが高いですよね。

違う人間が同じ発言をしても相手の反応は異なります。言い合いにならないような会話も大事ですが、相手に対する日々の接し方にも気をつけてこちらの話をキチンと聞いてもらえる信頼関係を構築することも重要です。