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このままでは…生涯について悩むあなたは、こうすれば実現できる!

生涯時間は千差万別だが時間という尺度はすべての人に共通している。その時間をどう使うかによって人生の深さと広さが異なるのだ。

幼い頃には「はやく大人になりたい」と願望したことを記憶している。

ところが人生の折り返し地点をすぎた頃から、時間の流れが急流にさしかかったように感じるのだ。それも年齢を重ねるに従って加速度的に早くなる。このままつまらぬ人生を終えてしまうのかと、時間に対しての焦りと失望感に苛まれるようになる。

「なんとかしなければ」毎日そんなことを漠然と思いながらも、毎日という時間に流されてしまう人がじつに多い。ではどうしたら人生時間を満足させることができるのか。

たとえそれが具体案でも、考えているだけでは空論だ

考えているだけでは物事は進まないのだ。本を読んで「わかった」「理解できた」とはなっても、それに行動力が伴わなければ実現しない。どんなに具体的な意見でも、実行しないことには実現はしない。つまり、いかにして行動を起こすかが重要なのだ。

「理論」にリスクはないが「行動」にはリスクがつきまとうもの。行動することによって理論の姿形が周囲に示されるのだ。だからといって闇雲に「行動しなさい」というのではない。自分のなかで考え出された理論そのものにも、じつは「行動力」をつけることができるのだ。

理論に「行動力」をつければ、身体も動く。動くことで理論はさらに現実化するのだ

理論に行動力をつけるにはどんな方法があるのか。それは理論を「見える化」することだ。企業などでは大きな紙に「本日の目標」などと大書きして張り出したりしている。これによって大書きした「本日の目標」が全員に課された目標となって行動に転化されるのだ。たしかに目標と理論は違う。しかし「理論」を可視化することによって、その理論を実践する行動力をつくりだすことができるのだ。問題は理論を可視化する方法なのだ。

自分だけにしか見ることができない「理論」では行動力はとても小さい。個人の範疇を超えない理論は途中でやめることもできる。まるで虚弱体質の「行動力」だ。これでは「理論」の枠から抜け出ることはできない。枠を乗り越えるには、他人目に触れる場所に「理論」をさらすこと。他人目の注目を受け、他人目に監視してもらうことだ。これが行動力をつくりだす仕掛けなのだ。

定期報告で外部発信する

行動するには「進捗状況」が重要だ。実行するのが個人だけの場合にはなおさら必要となる。個人目標では「計画変更」や「実行中止」も簡単に許されてしまうからだ。

これを制約するには外部圧力が必要となる。

いつも外部に進捗状況することで、自分の計画ではあっても自分の手から離れた場所に置くことができる。ようするに外部視線で自分の行動力を監視させることだ。こうすれば安易な気持ちで「中止」とすることもできない。このほか、近い友人や家族に取り組みを話す方法もいい。話した段階で「やらないわけにはいかない」状況に自分を追い込むことができるからだ。

いすれにしても「絶対にやり遂げる」と掲げた理論(戦略)ならば、途中で投げ出すことのできないような仕掛けにしなければならない。そのためにも外部に向けて発信することが重要な仕掛けになるのだ。 

理論と行動力は戦略と戦術の関係だ

理論を行動化するためにはわかりやすい行動手順をつくるべきだ。理論とは戦略であり、その戦略を実現するための手段が戦術、つまり行動ということになる。戦略は全体構想であり、戦術は全体をやり遂げるための目標である。ということは行動するには当面の目標が必要なのだ。ひとつの目標を達成したら次の目標に突き進む。そうやって全体構想を完成させるのだ。

「理論と行動力」は「戦略と戦術」の関係である。それが「歩きながら考える」ことでもある。もし戦術に失敗したときは新たな戦術を組み立てて、最終的な戦略を成し遂げるのだ。

残された時間をどのように使うか

残された時間は誰にもわからない。平均寿命までの時間と考える人もいれば、健康寿命までが残時間だと考える人もいることだろう。いずれにしても、掲げた戦略を成し遂げるまでの時間をどこに設定するかは人それぞれによって異なる。

残り時間が少ないからといって生命を削るほど寝る間を惜しむのはハードスケジュールすぎる。ハードスケジュールは挫折の代名詞であるかもしれない。どこまでやるかの小さな目標をつくること。第一目標が達成できたら第二目標にすすむ。これが積み重なって理論が成り立つことになるのだ。

いまから再スタートしよう

着実に進めるためには戦術となる目標設定のハードルをあげすぎないこと。目標期日をもうけることも大事だ。目標達成したら○○をしよう! などと自分で祝勝会をやるのもいい。この祝勝会などがひとつの節目となって次の目標に移ることができるのだ。さあ、「明日から」ではなく、たったいまから新しい自分をスタートさせよう。