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接待という文化。接待する側される側、それぞれ気をつけることは?

接待ってなんぞや

最初に、これは私の個人的な体験をもとに書く記事であることをお断りしておきます。接待って男性の文化なので、女性かつ軽輩の私の言うことはもしかしたら、とっても的外れかもしれないな、と思ったりするところもあるのです。

営業職についていたら、誰しも経験するであろう「接待」。これいったいなんなんだ。と、若い頃は思っていました。とりあえず、接待する側の場合はお客さんのグラスにいつも気を付けていなくちゃいけないし、箸の進み具合も見て当然会話にもついていかないといけない。

ついつい、お話を聞くのに集中していたら偉い人のグラスがカラっぽ!なんてことも。こっち側も数人、相手側も数人、いるのでそうそう粗相をすることはないのですが、ともかく気を遣うしクタクタになっていたものです。

そもそも接待って何のためにするんでしょう。昔から男性社会では、重要な商談はお座敷なんかでまとめていたんだそうでその名残、と言えば聞こえは良いですが、ま、身も蓋もない言い方をすればお客様と仲良くなるための食事会ですよね。同じものを食べてお酒も飲んで、すっかり意気投合、というのを狙って「まぁまぁまぁまぁ」とかやってるわけです。

接待の場における女性社員の位置づけ

というわけで、接待という場面における女性社員のポジションはけっこう面倒です。酔っ払っているおじさまと肩組んだりするのはご免だし、とは言え商談は聞き逃さないようにしないと明日からの仕事に差し支えることも。ホステスじゃないけど、男でもない。ともかく、接待する側でもされる側でも、場に入った瞬間に自分のポジションを見極めるのが、ものすごく重要です。

相手側にも女性がいれば、彼女と立ち位置が被らないように。3人対3人の合計6人の席に女性が一人だったら、とりあえず末席に。でも若い男の子がいたりしたら、敢えて社長の隣に、とか。

座る場所も大事ですが、もっと大事なのは「女房役に徹する」か「盛り上げ役を買って出る」か、この2択。気の利くタイプの女性営業マンなら、接待する側の時はともかく女房役に徹するのが吉。

グラスをサッと交換、タイミングによってお絞りなんかも頼んじゃう。お会計ももちろん、サクッとスマートに。ところが、私は気の利かない女でして、これができないんです。何度がチャレンジしても、先輩や時には後輩に、助けてもらってなんとか、といったところ。

でも、「盛り上げ役」も大変。で、唯一得意な、おじさまを気持ちよく飲ませてあげる会話、に特化することにしました。立ち位置としては微妙なんですけどね・・・。でもおかげでこちら側の人たちに私のポジションを理解してもらったら、接待する側のときはずいぶん楽になりました。

問題は接待されるとき

される側になることも少ないけれどたまにあります。実はこっちの方が面倒。あんまりごちそうになりすぎちゃうと、あとで何か頼まれたときに断りにくいですし。される側のときは女性はなるべく大人しくしているのがいい、というのが私の経験上の教訓です。

と言って、ずーっと黙って座っているわけにもいかないので、ともかく相槌を打つ。なんとなく会話に参加している風でにこやかにしていると、悪目立ちしません。

さて、接待についてつらつらと書いてみました。ご参考になりますかどうか。