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忙しいと感じてしまうメカニズムと、考え方によるその解消方法

一日が終わってから思い返してみるとそれほど実働しているわけでもないのに、いつも忙しい気持ちになる人っていませんか?

いつも忙しいと感じていてはストレスも溜まりますし、なにより他人から見て話しかけづらく人間関係の構築にも影響してしまいます。

デキる人間は忙しくてもそれを表に出さない人もいますし、周囲から見て忙しいはずと思っていても本人はそう感じていないスペシャルな人もいます。そこで今回は忙しさを感じるメカニズムを中心に、それを実感させない考え方や解消方法など、今日からでも実践できるテクニックをご紹介させていただきたいと思います。

慌てず冷静に考える

いくら用件が被ったとしても、自分にターボ機能が付いていて処理能力を加速できるわけではなく、順番にこなしていくしかありませんよね。ですので、やることのリストを作っておくか自身で把握しておいて、用件自体は常にいま取り掛かっているもののみに集中すればよいのです。

常に忙しいと感じる人は『あれもやらなくてはいけない、これもやらなくては・・・・』と自分がその時受けている用件全てに思考を向けているからなのですね。

予定に振り回され過ぎている

予定は未定という考え方も必要です。忙しさでパニックになる要因の一つに予定が狂うというものがあります。それは自分が今日の仕事の計画を立てて実行している時に別の用件が入り予定を変えなくてはいけなくなった時に、必要以上に混乱してしまうということですね。

所詮予定というのはその名の通り、このように進めたいと予め定めておいただけのものですので、それらに問題が生じることにいつも抵抗を感じていては逆にスムーズな仕事が出来なくなります。予定通り行かないのはあたりまえと割り切って、柔軟な対応と臨機応変に動くように心がけていれば、少なくとも気持ちの問題においては楽になると思います。

慌てて大急ぎでやればなんとかなるという考え方は危険

どうしても複数の用件を同時にこなさなければいけないときや決められた期限内に終えなければいけないとき、半ばパニック状態の大急ぎでこなす人もいますが、そうすることで”なんとかなるかもしれない”と思い込むのは危険です。

何故なら、慌てて作業するとミスも起きますし、正直そんな状態で作業するより、落ち着いて冷静に取り組んだほうが処理速度が上がる場合があるからです。どれだけやっても本当に無理なものは無理ですので、結果を変えられない以上、パニックにならずある程度割り切って、冷静になることが大切ですね。

敢えて忙しさを感じたときこそ休憩をとる

もちろん余り長い時間休憩取るのはいけません。しかし、上記で述べたようにパニック状態を解消して仕事に取り組んだほうが効率的に進むことが多いので、5分程度の休憩で缶コーヒーを飲むなど一度落ち着けるようにすることも大切です。

実際、『落ち着かなきゃいけない!冷静にならなくちゃいけない!」と頭でわかっていても全然落ち着いていない方も多いですし、その意味でも休憩して頭を冷ますことは時間の無駄ではないのです。

今回の内容で一番理解していただきたいのは、慌てても急いでもそれほど結果は変わらないことが多く、パニックになって逆効果になるほうが危険というポイントです。

ちょっと逸れた話ですが、自分が上司の立場になったときに、部下がミスを起こしたとき必要以上に取り乱しても結果は変わりませんし、部下に余計な不安を与えることになります。それと同様に忙しいときも常に冷静沈着でいることは周囲からの信頼も高くなりますし、周りから見て安心できる人であるともいえますね。