• RSS

良い人間関係の構築には上手な折り合いの付け方が重要な理由

人生でも仕事でも人間関係から発生する失敗や悩み、不安って多いですよね。人は意思や考え方がそれぞれ異なり、性格もまちまちです。

自分が善と思うことも相手からすると悪であったり、よかれと思うこともお節介であったりしますよね。結局すべてにおいて自分とまったく同じ考え方の人間は存在しないといっても過言ではないですので、良い人間関係を構築するには『折り合い』が重要になってきます。

あなたの周りにも誰からも信頼され皆と親しくできている人っていませんか?そういう人はうまい『折り合い』の付け方を身に着けているのです。そこで今回はその折り合いについての考え方とポイントを紹介させていただきたいと思います。

逆の立場になって考える

もし意見が対立したときに自分の意見が通らないとイライラしますし、腹も立ちます。自分が言っていることの方が正しいのに何故わかってくれないのか?・・・恐らくこのような感じで折り合いがつかなくなることが発生すると思います。

なかなか意地を張っているときは相手の考えを冷静に受け止めることは難しいのですが、相手とて自分と同じことを思っているのです。何故わかってくれないのか、自分のほうが正しいのにと言う風にですね。ですので、逆の立場になって考えてみると相手の言ってることを”自分”がわかってくれていないというわけなのです。

負け・負けの考え方

そもそも折り合いをつけるというのはどういうことなのでしょう?折れるというのは相手の主張をみとめこちらが折れることです。そこから考えると折り合うというのはお互いが折れるということですね。つまり折り合うというのはWIN・WINではなくLOSE・LOSE(負け・負け)なのです。

なので相手を言い負かそう、こちらが有利に言いくるめようとする勝ちに行く姿勢だと折り合いはつきにくくなりますね。

0か10かではない

折り合いをつけるというのは少なくともお互いが相手の言い分に耳を貸すということです。つまり歩み寄りの姿勢が折り合いをつけるポイントですよね。その点で0か10か、こちらの主張を通すか相手の主張をすべて受け入れるかで考えていては歩みよりは難しいです。

商売人の値段交渉みたいに1200円のものを最初から800円で買いたいと交渉して1000円辺りを落としどころにするというようなもので、最初から800円でしか買わないと決め付けていると交渉はうまくいきませんよね。

上手な折り合いのつけ方

折り合うことに関して相手が折れたらこちらも折れてやるという考え方ではなかなかうまくいきません。人間関係のつくり方が上手な人はまずこちらから折れる姿勢をみせて、相手にも折れてもらう言い方をするのです。

例えば2人で何か作業をするときも相手がするなら自分も手伝うと言う言い方ではお互いやろうとしません、自分がやるから手伝って欲しいという言い方にするとお互い気分良く事が進みますね。

折り合いをつけることを前提に話を進めない

今回はより良い人間関係を構築するための折り合いのつけ方なので、折り合いをつけることにこだわって人間関係を悪化させては意味がありません。つまり最初からこっちもやるから、そっちもやれよというように、落としどころを主張することで討論を無理やり終わらせるやり方では人間関係は悪くなります。

まずは相手の主張を十分に聞いて、じっくり話した上でお互いが納得できるポイントを見つけていかないと上手に折り合いがついたとは言えません。相手が何故そう思うのか、そう主張するのかを自分が良く考えて話し合いをしてみましょう。

折り合いをつけるというのは意見が対立してしまった後の行動ですよね。矛盾しているかもしれませんが、人間関係の構築が上手な人はなるべく意見が対立しないような話し方をするものです。

しかしそれはやはり経験がものを言うので、上手に折り合いをつけていきながら少しずつ対立しない話し方を学んでいくことです。人とうまく折り合えないひとは今回のポイントを是非実践してみてください。