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能率倍増!究極の比率『8割』を実践する効果的な仕事術とは

仕事に関して100%を求めたり全ての人が納得する方法を模索して結局全然満足いかない結果に終わることってありますよね。

完全を求めることは不完全な考え方でもあるということを頭に入れておいてください。

実際に仕事において重要なのは『8割』と言う数字です。この比率を頭においておくことで一気にスムーズで効率的な仕事が出来るはずです。そこで今回は仕事において重要な「8割」についてご紹介させていただます。

賛同者が「8割」

企画立案でもプレゼンでもちょっとした発案でも同じ事なのですが、自分の意見に賛同者が8割いればそれは最も望ましい数だと言えます。全ての人が納得できるもしくは賛同できることは限りなく少なく、多数の人が良いと思える事でも少数の人はそう思えない事というのは自然だからです。

食事の味付けで例えるなら、濃い味が良いという方と薄味が良いという方の全ての意見を総合して調整した味付けはその両方から不満に感じる中途半端な味付けになってしまいますよね。

それと同じように全ての人が賛同出来る内容というのは現実的には難しく、それを求めることはより不完全なものに近づいていく危険があるのです。ですので8割の人が賛同出来るアイデアを練りこむことこそがより高いクオリティーになりえるということなのです。

上司に「8割」の状態で見せる

資料作りなどを上司から依頼されることなども多いと思いますが、上司が望むものと自分がつくるものを最初から一致させることはとても難しいです。完成させてしまってから修正させるのは時間と労力共に負荷が高いので、依頼された案件で確実に通る見通しがなければ8割の状態で一度見せておくのが効率的ですね。

満足度「8割」がリピーターに繋がる

食品やサービス業などでお客さんのリピートが重要な場合は、8割程度満足させることがリピートにつながりやすいそうです。完全に満足してしまえば「もういいや」と思ってしまいがちですので、少しだけ物足りない→また行きたくなるという心理を産むわけですね。ギャンブルでも大勝ちよりちょっと勝った時のほうがまたやりたくなりやすいのと近いかもしれません。

それと同じように仕事で目標を立てるときも完全に達成するより、8割程度の達成のほうがまたチャレンジしたいと思う気持ちが強くなりますし、もうちょっと工夫したら目標達成出来ていたかも知れないという思いは向上心にもつながります。

部下・後輩に求めるものは「8割」で良しとする

人によって求めるものの大きさは異なるものの、完璧を求めすぎると部下が思うように動いてくれない、結果が不十分だと認識しがちになり、それが相手につたわると悪循環に繋がる恐れがあります。

必ずしも現状に満足すればよいとは限りませんが、自分の求めているものの「8割」を実践してくれているという点は必ず評価してあげないと後の「2割」の成長の妨げになりかねません。

「8割」の成功をコンスタントに出すことが重要

完全な成功を求めすぎて、結果が安定しないようであればそれは効率的な方法とはいえません。「8割」の成功をコンスタントに出していればおのずとより完全に近い形への近道になりますね。無理や負荷が過度に掛かればそれを継続することが困難になり、ある程度余力を持った状態を維持することで中長期的な大成が可能となるのです。

受動的に動く「8割」の社員に目を向けることが肝心

働きありの法則でもありますが、組織でもチームでも集団であれば2割の人間が頑張り6割の人間が普通に仕事して残りの2割が頑張らないというものがあります。どんな組織でも2割の人間は先頭に立って能動的に動いてくれますので、正直ほっといてもやることをやってくれます。それよりも指示待ちだったり言われたことしかやらない受動的にしか動けない残りの8割の社員をいかに動かすかで全体の効率性は変化するのです。

今回は仕事に関する「8割」について色々書かせていただきましたが、つまるところ完全を求めるというのは時間と労力にあわない過度な負担が大きいという最もな部分だと考えます。仕事を頑張るにしても常にフルスロットルで動いていてはいつかは息切れしてしまい長続きしませんし、適度な余力を保つことが最適な状態ともいえますね。