政党の職員になる方法!その応募資格や待遇を例題を出しながら紹介
日本には政党として登録された政治団体が多数存在しています。我々がなじみの深いのが「自由民主党」、「民主党」、「みんなの党」、「公明党、」「共産党」、そして最近注目されている「維新の会」などがあります。
そう言った政党には、政党に所属する代議士だけでなく、彼らの日々の政治活動をサポートする職員の方々がいます。
では、彼ら彼女らの仕事とはどんなことをするのでしょうか?採用されるための応募資格や、求められる能力などは一体どんなことなのでしょうか?今回は某大手保守系政党の応募資格や仕事などについて見てみます。
某大手政党の職員募集要項
先ず、政党の職員として応募するには、その政党の理念と政策を理解していることが必要です。同時に、選挙や深夜の政策会議など、そして来賓の訪問がありますので、チームワークを順守できる人でないと務まりません。
例として某大手政党の職員募集要項を見てみましょう。
1.募集職種・人数:
嘱託職員 若干名(平成26年4月1日付採用、及び中途採用)
※嘱託職員の任期は1年(延長あり)。任期中に正職員登用の可能性もあり。
2.業務内容:
組織・広報活動、選挙対策、政策立案、国会対策、役員秘書、管理部門等
3.応募資格:
日本国籍を有する者。平成26年3月末に、大学院・大学を修了・卒業見込みの者、若しくは平成26年4月1日現在、大学院・大学を修了・卒業後5年程度までの者
4.求める人材:
礼節を重んじ、体力と行動力のある方。チームワークを大切にし、気持ちよく仕事に取り組める明朗な方
5.採用日程:
8月19日 エントリー開始
9月1日 1次選考(書類選考)
9月14日 2次試験(筆記試験)
6.提出書類:
履歴書、最終学歴卒業証明書、成績証明書、志望理由(1,200字)
7.勤務情報:
・勤務地:東京
・勤務時間:09:00~17:30
・給与:月額232,300円
・賞与 年2回(6月、12月)
・通勤手当、時間外勤務手当、扶養手当等
・福利厚生:各種保険制度、保養所等
・休日 週休2日制、祝日、夏季・年末年始休暇等
いかがですか、一般企業とそれほど変わらない募集要項となっています。この募集要項で注目されることは、「礼節を重んじ、体力と行動力のある方」、「チームワークを大切にし、気持ちよく仕事に取り組める明朗な方」の部分です。
業務が深夜に及ぶことも
例に挙げた某大手政党の現役職員に聞いたところ、「礼節を重んじ、体力と行動力のある方」については、深夜の政策会議や内外の来賓の訪問が多くあるので、業務が深夜に及ぶことが頻繁にあるそうです。
また、週末や休日出勤も珍しい事ではなく、地方選挙や国政選挙があれば、ほとんど交代で徹夜状態が続くこともあるそうです。
そして、「チームワークを大切にし、気持ちよく仕事に取り組める明朗な方」についても、政党職員としての業務が激務なので、交代制で業務に臨まなければなりません。そのためにはチームワークが何よりも必要とのことでした。
政党職員は仕事は激務ですが、国政の中核を担う重要な職だと思います。