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周囲から頼りたくなる人になるには。まずは「約束」を守れる人に

周囲から頼られる存在になることが出世の早道といっても良いかもしれません。では頼りになる人の共通ってなんでしょうか。

性格面も重要ですが、恐らく「約束」をキチンと守れるというのが大きな要素だと考えます。それは上司にとってこいつに任せれば大丈夫だと思わせたり、部下からこの人にお願いしたいと思われるのは、その印象そのものに今まで「約束」を守ってきた実績が影響しているからなのです。

しかし「約束」というのは、案外ふわっとしているものも多くこちらがそう思って無くても相手が「約束」したと思い込み、自覚がないまま破ってしまうこともあり、頼られる人になるには相手の言葉や行動に十分気を配る必要があります。そこで今回は何に気をつけるべきかのポイントを紹介させていただきます。

何かを頼まれたときの「考えておく」は要注意

この頼まれたときの「考えておく」はとても便利で、こちらは了承はしていないのだから頼まれたことを実際行わなくても「約束」を反故したことにはなりませんので、プレッシャーもなく安易使いがちです。

しかし相手からの印象はどうでしょうか?少なからず”断らなかった”のですから「約束」したものと同一に捉える人もいますし、考えた結果やらなかったというのは相手に期待を持たしてしまった分印象が悪くなるのは避けようがありません。

責任感のある人は頼まれたときに了承できかねる内容であればそれを的確に説明し、「○○であればできる」と代替案を提示したりするものです。実際相手の受けた印象が重要なので、いくらこちらの「考えておくと言っただけでやるとは言っていない」という理屈が正論でも頼りになる人かどうかに対しては明らかにマイナス要素ですね。

いつやるの?今でしょ!

と、相手は言ってくれない事が多いです。「約束の反故」の喰い違いの多くは”いつやるか”に発生することが多いですね。相手が「○○をやっといて」と頼まれて、こちらがやるつもりだが何時でもよいと認識していると、相手が勝手にいつまでたってもやってくれないとイライラし始めることも多々あります。

無論、頼んだ相手の期限を言わなかった非が大きいのでしょうが、相手の持つ印象にその理屈は通りません。頼りになる人に近づくためにはこちらが「いつまでにやればいいの?」と確認しておくことが必要です。

言わなくてもやってくれる事が暗黙の約束になっている

自分が自主的に毎回行っていることがあったとして、それを続けているうちに周囲の何人かは知らないうちに「約束」のように捉えることがあります。こちらに何か都合があってやらなかった場合、理不尽かもしれませんが「約束」を破ったような印象を与える結果になりかねません。

信頼される人は自主的に行っていることでもやれない時は誰かに一言告げておくといった気遣いをしますね。それが誰かの為に自主的にやってあげていたことであっても、それをやれない時に誰かが困る状態であればある程度の責任が発生するのは仕方の無いことかもしれません。

相手の勘違いや人づてによる連絡ミス

相手が勝手に頼んでいたと勘違いして、こちらは頼まれていないのに急に怒られることもあるかと思います。そんな時は面倒だからといって安易に謝ったり、頼まれていたかもと思うのは危険です。もちろん言い合いになってまで食い掛かるのは問題ですが、何時頼まれたか、何処で頼んだのかを十分に確認して、こちらが「約束」を破る人という印象を勝手に与えないようにしましょう。

後人づてに頼まれたことで連絡が来なかったときも同様です。こちらは聞いていないとハッキリ主張することが大切です。”約束を破られた”と相手が誰かに言いまわったりしてしまうと、悪い印象が拡散してしまう恐れがあります。とはいえ日頃約束を守ることに気をつけていれば誰かがフォローしてくれますし、そのような危険の予防にもなりますね。

相手を思いやる気遣いや心配りが出来る人は、自然といつも「約束」を守れる行動をとっているものです。どうしても理屈だけでは通らない理不尽な印象もあるかと思いますが、こちらのお願いを聞いてもらう”約束”をするときも今までの自分の実績が必ず影響してきますので、上記の事を十分注意して行動してみてはいかがでしょうか?