個人情報保護士って何?その資格を取るには?収入は?
2005年に個人情報保護法が制定・施行され、世間一般に取りざたされるようになって久しい昨今。
インターネットの発達により、個人情報保護法の重要性はますます増大しています。
個人情報保護士とは
そして、個人情報保護士と言う民間資格が発足しました。この資格を取得する事で、企業内では重要な部署に配属されたり、起業希望者にはインターネットを含む業務上の知的武装に役立ちます。
また、経営コンサルタントして独立する事も可能となります。今後ますます注目される資格と言えます。そこで今回は、この「個人情報保護士」と言う資格とこの資格の理念や受験詳細を見てみます。
個人情報保護士の第1回の認定試験は2005年に実施されました。そして、毎年3月、6月、9月、12月の第2日曜日、若しくは第3日曜日に実施されています。
この認定試験は、財団法人全日本情報学習振興協会が主催しており、現在では全国20ケ所の会場で行われています。合格率は平均で40%と言う、比較的難しい内容となっています。
スキルアップや知的武装のために
この資格を取得するために受験する人達は、企業では個人情報保護やコンプライアンス関連部門の担当者、そして管理職や一般社員、新入社員に至るまで広範囲です。
また、弁護士や行政書士、司法書士、経営コンサルタントなども多く受験しています。独立して起業する人達も受験生には多く見られ、彼らは自分自身のスキルアップや知的武装のために受験しています。
ではどんな試験内容なのか受験資格や試験内容などを見てみる事にします。
1.受験資格:特に制限はありません。
2.試験時間:2時間(休憩なしで実施されます)
3.試験内容:課題1<個人情報保護の総論(配点40問:200点満点)> 課題2<個人情報保護の対策(配点60問300点満点)> 合計500点満点
4.合格基準:課題1・課題2各80%以上の正解
5.合否発表:試験実施約2ヶ月後(財団法人全日本情報学習振興協会のWEBサイト上にて)
6.合格率:約40.6%と公表(財団法人全日本情報学習振興協会による)
7.試験前対策セミナー:サテライトゼミにて全国に配信
8.合格者:合格者には合格証書と認定カード(認定証)が送付されます
9.認定ロゴの取り扱い:認定ロゴを名刺や身分証明者などに使用することが認められます
10.個人情報保護士会への入会:合格者が希望すれば入会でできます
11.認定カードの有効期間:2年間
12.認定カードの更新:更新試験を受けて合格すれば2年間延長できます
個人情報保護士の役割は大きくなる
いかがですか、これからますます発展するインターネットや業務の国際化など、個人情報保護士の役割は大きくなっていきます。
あなたも個人情報保護士の資格を取得して、他の人達よりも1歩先んじた世界に踏み出しませんか。
蛇足ですが、「個人情報保護法」や「個人情報保護対策」に関する試験には、以下のものがあります。
1.個人情報保護法検定試験(個人情報保護スペシャリスト認定試験)
2.プライバシー保護検定試験
3.個人情報保護オフィサー(金融業務能力検定試験)
4.ビジネス実務法務検定試験:東京商工会議所主催・実施