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会社の辞め時はいつ?「辞めたい」が口癖になっている人達へ

仕事を持っている人へ。「もうこんな仕事辞めたい!」って思った事がある人はどれくらいいるでしょうか。

本気かそうでないかは別にして、誰でも1度は「辞めたい」「辞めてやる」なんて思った事があるのではないでしょうか。今回は、仕事の「辞め時」についてお話します。

仕事を辞めたいと思うのはどんな時?

まず、今の仕事を辞めたい、辞めよう、と思うのはどんな時でしょうか。ポジティブな理由なら、やりたい仕事が他に見つかった、仕事の他にやりたい事があってそちらを優先したい、今の職場では十分に成果を出したから、キャリアアップを目指して、などなど。

逆に、ネガティブな理由としては、上司や同僚と合わない、仕事がキツい、給料が安い・割に合わない、などでしょうか。会社の方針が合わない人だっているでしょうし、いっそ組織というものに適応できない人もいるかもしれません。

本当に辞める人、なかなか辞めない人

仕事を辞めたい人に対して、実際辞める人と、結局辞めずに続ける人の違いはなんでしょうか。当然例外は多々ありますが、本当に辞める人は、辞めない人に比べて、同僚や先輩後輩に「辞めたい」「辞めるから」「辞めようと思ってる」などとは言わず、突然辞めることが多いのです。

とはいえ、ここでいう「突然」は、正当な手順を踏まずにぱったり来なくなる、ということではありません。周囲に「辞める」ということを全く言わずに、決定したことで、周囲に突然だと感じられるということです。一方で、「もう辞める」「早く辞めたい」「あと数ヶ月したら」などと周囲にこぼしている人に限って、なかなか決断せず、ずるずると続けている人が多い。

このような事例はどこでも共通で、これが続くと、辞めたいと口に出す人は「言いたいだけ」、「止められたい」のだと思われてしまうことも少なくありません。そうなると、「また言ってるよ」くらいにしか捉えられなくなりますし、印象も下がるだけなので、あまり不用意に口にしない方がいいでしょう。

辞めるべきときとは?

では、辞めるべき時期とは?もちろん、辞めたいと思った時が辞め時、なんて言い方もできますが、具体的に言えば、①「その会社で何かを成し遂げた」、②「その職場でもうやり残すことがない」、③「その職場に何も思い残す事がない」の3つを満たしたら、ではないでしょうか。これらを、もう少し詳しく解説しましょう。

①については、ただ今の職場が嫌で辞めた、となると次の職にも繋がりにくく、自分の為にもならないからです。転職活動をするにしても、前の会社で何も成果がないと、「何をしてきたのか」、「何故辞めたのか」を伝えられず、また評価にも繋がりにくい。前の企業に勤めた期間が短ければ尚更です。

②も、①と共通することですが、転職時に「ステップアップの為」だと言えるように、前の職場で学べることはもう何もない、次の職場で新しいことを学び実践したい、とポジティブな理由があると良いですね。

③は、②と同じように聞こえるかもしれませんが、これは仕事内容だけではなく、人間関係などでしょうか。ほんの少しでも、迷う気持ちがあるなら、まだその職場で仕事を続けるべき。助けたい後輩や、見習う点がある先輩や上司など、何かしら思うところがあるならば、転職は見送る方が良いでしょう。一切の迷いもなく、晴れ晴れと心残りがない状態になったならば、次の職場を探す時期に来ているのかもしれません。

辞めるべき時期を間違えると、「これで良かったのかな」なんて考えて精神衛生上も良くないですし、前職で何も得たものがなくても、次に繋がらず後々後悔するだけです。

嫌で仕方がない仕事だったら、辞めて清々するかもしれません。ですが、その後路頭に迷うことが無いよう、後先のことを考えてから、行動に移すように。辞めることは悪いことではありません。ただし、辞めるべき時を見誤らないようにしたいものです。