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「会社を辞めてやる!」と思った時に考えるべきこと(20代編)

1.辞めるのは簡単。だから一回立ち止まって考えよう。

「会社を辞めてやる!!」誰しも一度や二度、いいえ何度も、思ったことはあるでしょう。

でも「後悔先に立たず」とも言います。会社を辞めてしまうのは簡単ですが、ちょっと考えてからでも遅くはありません。

これから就職する人も、今まさに会社を辞めようか迷っている人にも、どちらにも大切なキーワードは「選択肢をいかに持つか」。これから就職する人は、手持ちのコマを増やしましょう。入れる会社は一つですが、複数内定をもらえたら、それだけ選択肢が広がります。

例えばレストランのメニューを選ぶといった小さな決断でも、いくつかの中から今食べたいものを選びますよね?目の前にカレーしかない場合と、カレーかパスタか焼き鶏か、といった選択肢のある場合と、結果的に食べたものに満足感を得られるのは「自分が選んだ」ものを食べた場合ではないかと思います。

特に新卒の活動中は、一つでも内定をもらうとホッとするものですが、できれば複数の内定を得て、会社を「選ぶ」ことができれば就職先に対する満足度も違ってくるのでは?と思います。

ちょっと話が逸れました。しかし、現に会社勤めをしている人にとって「会社を辞める」というのは選択肢の一つでもあるのです。一度辞めてしまったら、あとは「もう仕事をしない」「新たに就職先を探す」「独立して事業を興す」くらいしか選択肢がありません。「今の会社でもう少し働いてみる」という選択肢はギリギリまでホールドしましょう。

2.辞める理由のあれこれ

20代と30代と40代では、同じ「会社を辞める」でも意味が全く変わってきます。今回は20代の方が会社を辞めようと思ったとき、の考え方についてご紹介します。

会社を辞める理由にはいろいろありますが、20代で転職を考える場合、特に理由に拘る必要はありません。仕事が合わない。社風が合わない。上司と合わない。プライドが持てない。給料が安い。

本当の理由は何であれ、そう問題にはなりません。ネガティブな理由だろうと、転職先に面接に行った際にバカ正直に言わなきゃいいだけの話です。なぜか。20代は、異業種、異職種への転職の可能性がまだまだ広がっているからです。

「仕事を始めてからさらに自己分析を深めた結果、業種を変えたいと考えました。」「新卒の時は固い仕事を選ぼうと意識していましたが、子供の頃から憧れていた仕事への夢が諦めきれず、そんなときに御社の中途採用広告を目にし・・・」

なんて青臭い転職理由でも意外と行けるのが20代です。逆を返せば、異業種への挑戦は20代後半がタイムリミット。せっかく数年働いて社会人としての考え方も身に付けてきたところです。その後の数十年をどう働くか、そんなことも考えながら、幅広く転職活動を楽しんでみてはいかがでしょう。

3.いざ辞めると決めたら迅速に、鮮やかに

立つ鳥跡を濁さず、と言います。数年とは言えお世話になった会社です。辞めると決めたら綺麗に辞めましょう。

①上司への退職の相談は、相談ではなく宣言。

自分が辞めると決めたなら、基本的にはキッパリ。男女の別れ話と同じです。後腐れなく綺麗に別れるには、キッパリ言うしかありませんよね。

②退職までのスケジュールをある程度自分で決めておく。

もちろん、引継ぎや後任の手配など、自分一人で決められないこともありますが、ある程度のスケジュールをイメージしておくとスムーズです。

③いつも、「明日から来なくてもいい」状況にするよう心がける。

やりかけの仕事を作らない。デスクはいつでも引き払えるように整理整頓。(イキナリ片付け始めると怪しいですから、これはいつも心がけましょう)引継ぎ資料などが必要なら作っておく。

③辞める理由がなんであれ、不満を周囲に言わない。

これ、発つ鳥にはとっても大切です。あなたはもういなくなる人ですが、周囲の人たちはこれからもその会社で働くのです。

上司に退職を宣言したら、新しい仕事を受けるのは止めて10日くらい出社したら有休消化させてもらうくらいのスケジュールが理想です。だらだらと出社を続ければ

それだけ会社の悪口を言ってしまったりするリスクも高まると言うもの。新しい生活を気持ちよくスタートするためにも、辞め時こそ綺麗にスマートに。