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期間雇用と正社員面接の違い、求められるものを見極めよう

正社員と期間雇用の方は会社から求められるものが違ってきます。従って面接においてもそのことを十分認識した上で挑まなければ採用の合否に影響してしまいます。

その点について私が以前務めておりました会社の面接担当者から聞いた秘話も織り交ぜ注意すべき点を紹介したいと思います。

会社側が正社員と期間雇用(バイト・パート含む)に求めるものの違いとは?

正社員はいわゆるリーダー的な存在になれる資質を求めています。個人プレーの職人ならともかく一般的な企業は職場においては昇格するたびに部下が増えていきますよね?会社側においても大勢の部下をまとめ上げられる資質を持った人材を見極め、採算に合わない程の教育コストを投入する企業も多いです。

期間雇用の方においては即戦力になる資質を求めており、将来的な資質ではなく、ルールを遵守し真面目に作業を取り組む人材を欲しがっています。正社員のようにじっくり教育する余裕はありませんのでヤル気と従順さをアピールしなければなりません。もちろん期間雇用を経由して正社員を目指している方はその旨を伝え”正社員的資質”をアピールするのはアリです。

応答における面接官が求めるポイント

正社員に関しては上記にある通り、リーダーの資質をアピール出来るような内容を入れ込みたい。「学生時代は部活後輩のまとめ役」「面倒見は良いと自負している」といった内容や、クラスの中心人物といった、社交性を表現できればプラス要素になります。

期間雇用の方については、主に業務可能かどうかの質疑が主になってきますので恐らくは、夜勤がある会社や体力を要する作業であればそれに対し「不安はあるか?」と言った質問が多くなると思います。

当たり前のことですがそれに対し「無理」や「まったく自信が無い」と答えてしまうとその時点でハネられてしまいます。ハッキリと「大丈夫です」と言うべきですし、過去に同じような経験をバイトなどでされていた方は「〜なので、自信があります!」と答えましょう。

正直に答えたいという方でも、少なくとも「不安がないと言えば嘘になりますが、精一杯頑張ります!」といったようなヤル気をアピールしないと少々キツイかもしれません。

プロフィールの落とし穴!

これはかつて面接官をしていた方に聞いたのですが、結構な体力を要する作業での期間雇用求人で身長・体重のBMI値においても一定の基準を超えると、”作業困難な体型”と判断され採用出来ないこともあるそうです。

その面接官が面接内容がとても素晴らしいのでBMI値基準を超えているが、採用して欲しいと人事に食い下がった事があったそうなのですが、人事は例外は認められないと一蹴したそうです。面接が完璧だったのに・・・と思った方はこういった対応出来ない意外な落とし穴にハマってしまったのかもしれませんね。

基本こそ最も重要な要素

面接の受け答えの内容ばかり気を遣い、基本的な姿勢、礼儀、声の大きさ等、疎かにしては全てが台無しになる危険があります。椅子に座る場合は面接官のお許しが出てから、背もたれにこぶし一つ分空け背筋を伸ばす、おじぎは首を曲げずに腰から45度、入退室はハッキリ挨拶する、などの基本的な礼儀作法は自然に行えるようになるまで練習しておきましょう。

なんだかんだ言っておきながらですが、結局のところ一番のプラス要素は知り合いからの口添えです。コネとまではいかないとしても人事担当者は知り合いのお墨付きというものに多少なりともの安心感を得るものですし、採用に対して会社内外で恩を売っておけるという打算的な考えもあるかと思います。

ようするに自分が勤めようとしている会社にもし面識のある人がいたら”よろしく”言っといてもらうべきなのです。正社員はもちろんの事、期間雇用でもそのまま社員になれるかもしれない自分の一生を左右する問題といっても過言ではないので、なりふり構わず攻めていきましょう。