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白衣の天使?!羽を生やしたい人はチェックしたい看護師のお仕事1

病気になり心細い時、看護師さんの優しい笑顔に癒された…。そんな経験を持つ人もいるのではないでしょうか。身近な存在かつ、聖職のイメージの強い看護師さんには男女問わず憧れを抱いた人も少なくないかも知れませんね。

マスメディアでは他の医療有資格者と共に不足が報道されている「看護師」のお仕事に就けば、就職も引く手あまたでは?

今回は看護師歴30年のベテランであるMさんに、看護師という職業について筆者独自の視点で気になる項目をインタビューしました。白衣の天使になりたい!と思っている人は是非チェックしてみてください。

一生、白衣の天使でいられますか?

看護師になるためには専門学校などで知識と技術を学び、看護師免許を取得後、晴れて看護師として病院デビューするんですよね。

身近な職業である分、どうやったら看護師になれるのか知っている人も多いと思います。そこまでの道のりは割愛するとして、筆者が一番気になること。

それは「看護師は一生続けることができる仕事なのか。」ということなんですが。

「勤務先の病院にもよりますが看護師は嘱託職員として、ある程度の年齢を迎えても仕事を続けることが可能です。」ほほう、ショクタクショクインですか…。

という人の為に説明すると、嘱託職員とは特定の仕事をするために雇い入れる職員のこと。

Mさんが言う嘱託職員としての意味は「定年を迎えても、ちょっと賃金少な目で再雇用してもらえる職員」といったところでしょう。その割にはヨボヨボの看護師さんはあまり見かけないような気がしますが…。

「自治体の名前がつくような大きな病院や、大学病院などの看護師は基本的に3交代制のシフトをとっているところが大半で、かなりのハードワークなんです。体力勝負の側面がある以上、ヨボヨボになれるまで頑張れる人は少ないかも知れません。」

なるほど、確かに体力勝負の仕事では年々仕事がつらくなっていきますよね。つまりは定年はあまり気にしなくてもいいけれど、結局体力がないと続けられないのでリタイヤする人が多い感じなんでしょうか。

「確かに大きな病院では20代の看護師が一番目立つかもしれませんね。たとえば出産をして3交代制に対応できなくなったり、同僚のカバーなどで24時間連続で勤務してしまった等の話はよく聞きますから、結果として体力や取り巻く環境から若い看護師さんが多く活躍することになるのだと思います。」

家庭との両立を考えた上で地元のクリニックに転職

24時間連続勤務?!思わず言葉を失ってしまう筆者。しかし急に休みを取らざるをえなくなった人のカバーをすることは、そこそこある事なのだとか。

朝、昼、夜。3つの時間帯がある中で、ちょっと寝たらまた勤務時間に…という事態は体力がなければできませんよね。ましてや子供が生まれたらなおのことでしょう。

「私が出産をした頃勤務していた病院は、なにかと融通のきく職場環境だったので子育てをしながら仕事をすることができました。でも出産や育児に対して理解のない職場ではその病院を退職せざるをえないでしょうね。」

Mさんが出産当時勤務していた病院は託児施設が完備されていたといいます。子供が熱や体調不良の時には預かってもらえないのは他の託児施設と同じですが、なんと個室で寝かしつけて勤務をすることが可能だったのだとか。

そのような配慮をしてくれる病院ならば、出産をしても仕事を続けることができそうですね。

「まあ体力的なことや家庭との両立を考えた上で退職して、地元のクリニックにパート看護師として働く人も実は多いですね。

入院設備のないクリニックであれば、もちろん夜勤はありませんし、勤務時間も融通がききますから。」

パート職員には、ボーナスが出ない

しかもパート職員の時給はだいたい1500円~1800円程度。スーパーでレジを打っているより高額な給与が貰えるのは、さすが国家資格といったところでしょうか。

雇用形態も近年では多様化しており、正社員、契約社員、派遣社員、パート職員と生活や自分に適した働き方が選べるといいます。

ただし看護師も他の職種と同様で、パート職員の場合にはボーナスは出ません。クリニックによっては心付け程度の額を給与に上乗せしてくれるところもあるそうですが。

一方正社員の場合にはボーナスが年2回支払われる病院がほとんどです。0.8か月分~一番多いところで5.3か月分なんて太っ腹な病院もありました。もちろん、仕事は相当ハードでしたが。