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転職は給料で選ぶな。仕事の魅力が生涯の糧になる!

甘いささやきと、「軽い判断」が転落人生のはじまりだ

まず結論から申し上げよう。給料や労働条件だけで転職してはいけない。給料の高さはリスクの高さに比例するものだ。自らのぞむリスクならいいが、毎晩うなされるようなリスクでは心身疲労が積み重なり、あげくが廃人ということもある。そしてリスクから逃げ出して再び好条件の転職探しとなり、そこから先は転職くり返し人生が待つことになる。

格言「石の上にも三年」は、逃げ出す自分に「それでいいのか」と言っている

労働条件の良い職場を選択するのは当然のことだ。しかし転職理由上位の「年収を上げたい」を最優先しての選択には要注意。20年、30年後の自分の将来像が思い描けるだろうか。どんな職業で、どんなところに住み、家族はいるのかなどなど。なりたい将来像をリアル化すれば、おのずと転職先条件は見えてくる。

もちろん、いまの職場で働き続けるという選択も有りだ。そのときは、新らしい自分として現職場に転職したと考えればいい。あなたの将来に責任を持ってくれるのは、あなた以外にはいない。その現実に目をつむってはいけない。

転職条件は以下を優先しなさい

  • 自分の将来像が想像できる職業なのか
  • 途中で投げ出してしまいそうな職業は選択するな
  • 心身の健康維持できる職業か
  • 子供に胸はれるか
  • 転職先社員の社会的モラルは高いか

これらの条件がすべて叶えば言うことなしだが、そんな都合の良い転職はなかなかみつからない。そこで自分自身を転職条件に近づける努力が必要になる。その努力とは、なんのことはない「我慢」という努力だ。

どんな仕事にも「ある程度の我慢」は絶対に必要である。その我慢に耐えられないから「転職」するのだ。ということで、「我慢」をどうやって克服すればいいかを以下で考えたい。

我慢をルール化すれば強い自分をつくることが出来る

社会には一定のルールがある。そのルールを見える化したものが法律や条例だ。これによって社会秩序は保たれている。ならば、「我慢」をルール化できれば、自身のメンタル面の耐震力も高まり、なりたい将来像を手にする可能性が高まる。つまり、自分だけの「我慢をルール化」することだ。

社会にはいろんな人間がいる。あなたが予想する以上に非常識な人は必ずいる。そうした「非常識者」も社会の構成員である以上、あなたにとって「我慢」は必然なのだ。それを「我慢」できないならば、あなた自身が「非常識者」の烙印を押されることになる。

我慢をルール化した専用の堪忍袋。これでストレス発散しなさい

「堪忍袋」は布袋様が背負っている袋だという。その布袋様は予知能力があったことから七福神として尊ばれたそうだ。いつもにこやかな顔をしているので福が集まるのかもしれない。いつもにこやか、温厚でいるには我慢は必須。それも顔にでてしまう我慢ではダメ。我慢を表情に表さないためにも「堪忍袋」に我慢を封じ込めたのだろう。いすれにしても「堪忍袋」は人間の器を大きくする便利な道具だ。

じゃあ「堪忍袋」とは具体的にどんなものか。そう、「我慢のはけ口」のことだ。「我慢」を内に溜め込むと必ず病気になる。堪忍袋は「内に溜め込まないための袋」なのだ。

思い切り汗をかくのもいい。身体を使って我慢を発散させることが効果的だ。「堪忍袋」は人それぞれ異なる袋。たとえば一人カラオケ、ジョギング、座禅、映画鑑賞などなど、要するに自身の心を休ませ、快適にさせることが「堪忍袋」だと私は考える。

転職の選択条件は言い古されているが「働きがい」だ

転職のためにはメンタル強化が必要だと書いてきた。そのメンタル強化によって「やりがい」や「働きがい」を選択することが出来る。社会は「成功者」だけで構成されているわけではない。たいがいの人は賞賛を得ることも無く働き、年老いて、やがて消えていくのが現実だ。

そんな社会の中で、あなたの存在を認めてくれるのはあなたの他には無い。がんばっている自分を認めてやること。これが転職の条件だ。。働きがいが持てればがんばることも出来る。そのためにも「働きがい」の持てる職種を選択しよう。