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敬語だけではありません。新人社員が気を付けるべき話し方

言葉づかいをこれでもかと意識するようになったのは、社会人になってから、という方がほとんどだと思います。学生時代であれば、そこまできちんと敬語が話せなくても「学生だから」で許されていた部分があると思います。

誰もが必ず学校の授業で、尊敬語、謙譲語、丁寧語を習ったはずなのに…それをうまく使いこなせている自信はありますか。とっさのときに使い分けができず、折り返しの連絡がほしいときに「お電話いただきたい」なんて、言っていませんか。

また、敬語を使い分けることも大切ですが、それ以上に話し方にも気を付けるべき点があります。話している本人は気づきにくいですが、周りで聞いていると意外と目立つものなんですよ。

あなたもついこういう話し方していませんか。「申し訳ございませんでしたぁ~」「ありがとうございましたぁ~」などと、語尾を伸ばしていませんか。これだけで、せっかく敬語が使えてもだらしなく聞こえてしまうのですよ。

クセって自分では気づけないものです

筆者も会社員だったころは、話し方にクセがありました。上司から指摘されるまでは、自分の話し方が周りと違うなんて思ってもいませんでした。(実際に、録音テープでも聞かない限り、自分の話し方を意識している方なんていないと思いますが…)

上司から言われたことで、少し意識してみると、間延びした話し方をしていました。「かしこまりましたぁ~」「おはようございまぁ~す」などなど、言っている本人は普通に話していたつもりでしたが、なんとも間抜けな話し方をしていたのです。

周りの話し方も気になって、注意して聞いていると若い方が圧倒的に多く間延びした話し方をしていたのです。お客様の会社に電話しても「●●の件なんですがぁ~」「失礼いたしますぅ~」など、この間が抜けた話し方をしただけで、せっかくのいい印象が台無しです。本当はすごく優秀な方であったとしても、この電話対応の間が抜けた話し方のせいだけで、ものすごく仕事ができなさそうに思えてしまうのです。

周りに差をつけるなら、話し方を変えましょう

間が抜けた話し方をしただけで、せっかくの印象が悪くなってしまうのなら、みなさんはこれを逆手にとって、仕事ができそうな話し方をすればいいのです。語尾をだらしなく伸ばすのではなく、はっきりと言いきってしまえばいいのです。「かしこまりました」「承ります」など、これだけで印象がだいぶ違います。

この語尾をはっきりと言いきるコツとしては、最後の文字の母音を言う前に口を閉じましょう。余韻を残さないように言うのがポイントです。いつまでも口を開けているから、どうしても語尾が伸びてしまうのです。

一言一言、言ったら閉じる、言ったら閉じる、これを意識していれば、だらしなく語尾が伸びることもなく、仕事ができる印象を受けます。たったこれだけでいい印象をもたれるのなら、ぜひ一度試してみませんか?