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なかなか部下を褒められない…褒め上手になるのに必要な「力」とは

毎日仕事をしていると、忙しさから周りへの感謝の気持ちを忘れてはいませんか?最初は感謝をしていても、だんだんそれが当たり前になってくると…。特に、自分の部下だとなおさら褒めずに過ごしていませんか。

社会にでて「やってもらって当たり前」なことは一つもありません。自分の親であれば、見返りも求めずいろいろとサポートしてくれるでしょう。しかし、一緒に働いている人は、部下だろうと他人です。もう少し、周りに対して感謝の気持ちを持ちませんか?

余裕がないですか?

そもそも、周りの人を褒められないのはどうしてなのでしょうか。自分のことで手一杯だからでしょうか。自分を認めて欲しくてたまらないからでしょうか。周りがいくらあなたの存在を認めたとしても、自分で自分のことを認めてあげない限り、満たされることは決してありません。

周りからの評価で自分の存在意義を確かめたところで、それは他人に振り回されているだけです。そこから目を背けないでください。しっかりと自分と向き合ってください。他人の言葉に対して反応して傷つくのは、その言葉を受け入れているからです。

もっと自分に自信を持ってください。価値のない人などいないのですから。

思うように成果が出なくて怒られたとします。しっかりと反省をすることはいいことですが、その経験を次に活かしましょう。いつまでも落ち込んでいても状況は何も変わりません。何かの行動をとったから、怒られたのです。まずはその行動をとった自分を「よくやった」と認めてあげてください。

今まで、イヤなことがあっても働いている自分をもっと褒めてあげてください。毎日、満員電車に乗って、夜遅くまで働いている自分を褒めてあげてください。あなたは決して、ダメな人ではありません。自分を認められるからこそ、自然と周りへの感謝の気持ちも湧いてくるのです。

周りに感謝を伝えましょう

周りに対して感謝の気持ちが芽生えてきたら、それは思っているだけでは意味がありません。相手に伝えていきましょう。最初は慣れないことに照れくさく感じてしまうかもしれません。しかし、少しの「勇気」と「行動」で一度褒めてしまえば、それがすごく気持ちのいいことだと気づくはずです。あなたの変化に周りが驚くかもしれません。それでも褒められて悪い気がする人はいません。自信をもって褒め続けましょう。

そうはいっても、なかなか褒めるところが見つけられないとお悩みですか?褒めるのは、常に周りに意識が向いてないとできないのです。髪形を変えた、いつもと服装が違う…ささいな変化でもいいので、周りをよく「観察」し、普段とは違う部分を素直に感じたまま褒めてみましょう。

また、「好奇心」も必要です。周りの人にもっと興味を持って接してみましょう。相手に興味を持って質問すれば、どんなことが好きなのか、どんな人なのかがわかり、相手に合わせて褒めることも可能です。(異性への褒め言葉は場合によってはセクハラに成りうることもあるので、その部分は気を付けてください)

最初から褒めて相手を喜ばせようと気負わないでください。「いつもありがとう」この一言でいいのです。そして、自分にも心の中でつぶやいてください。「いつもありがとう」を。