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そろそろ働かないとヤバくない?ニートからの就職で大切な三カ条!

現在、就業している状態からの就職と、いったん退職や休職、二ート生活をしてからの就職では気をつけるべき点が違います。転職することでどれだけメリットがあるか比較するという当たり前の留意点もさることながら、ニートからの就職で本当に気をつけないといけない事はもっと別にあるように思います。

ニートから就職して半年も仕事が続かない人が多いのは、会社のせいでも自分の努力が足りないからでもなく、選ぶ時点で重要な事を見落としているからかもしれません。今回は見落としがちなニートからの就職で大切と思われる3カ条をまとめてみました。

ニート諸君、時給にこだわることなかれ

働いていない期間があると、それが長ければ長いほど、良い時給、良い月給と、どんどん欲がでるものです。空白の無給期間を取り戻そうとなるべく賃金のよい仕事を探す人が多いように思います。

しかしながら、世の中はそんなにうまい話はありません。時給がよい仕事=離職率が高い仕事、と考えてよいと思います。短期間稼いで、またニートになりたい!というなら別ですが、長期の社会復帰を目指すならば、給与に関しては平均、もしくは平均以下をお勧めします。

ニート期間にもよりますが、社会復帰と言うのは、仕事の内容よりも、継続する事に体力を奪われます。最初は無理せず「慣らし」期間だと思ってゆとりのある就職を目指しましょう。もちろん、安月給でコキつかうような案件にはくれぐれもご注意を・・・

自分の適性職=自分の希望の職種じゃあない!

よく自分はこれがしたい!とはっきり公言してるにもかかわらず、いざ働いてみると、全く使えない・・・こういう人いませんか?自分の好きな仕事が適職だと思っている方が多いと思いますが、実はこれは必ずしもそうではありません。

以前、ずっとニート生活をしていた青年が、「対人の仕事が苦手で絶対したくない」と言っていたのですが、人あたりが柔らかく、やさしい雰囲気をもっており、周囲からは接客業を勧められていたそうです。

自分の希望のアルバイトではなかなか仕事が続かなかった彼ですが、あるとき、コールセンターの仕事についてみると、顧客満足度でNo.1を取るほどの成績だったそうです。もちろん高額時給のバイトではなく、それなりの時給でしたが、その分勤務内容もハードではなく、その後仕事が楽しくなり、今でも継続して働いているようです。

対人といっても、ある意味対人ではないかもしれませんが、自分が向いてないと思っても、周囲の勧めが合っていると言う事もあるので、自分の希望に固執せず、周囲の意見も取り入れてみましょう。

仕事の内容よりも、長時間過ごす場所としての職場

社会復帰して大変なのが、いつもと違うところに通い長時間過ごす、と言う事です。特に、ニートの期間は、自分にとって心地良い場所で過ごしていた人も多いかと思います。そこから急に違う生活になるのですから、仕事の内容よりも、それだけで疲れ果ててしまいそうですね。

そこで、新たに就職する際に、面接や、会社説明などを聞きに行った時、職場の雰囲気をよく見ましょう。対応してくれた会社の人も重要なポイントです。無理して入ってもすぐやめてしまうような所よりも、しっかり選んで長期的に社会復帰できる方が、長い目でみたら得なのです。

仕事の内容は、後からでも聞けますが、就職する前に、自分で職場を見られる機会は限られています。その時に、会社の人は優しそうか、休める場所はあるか、自分が働くであろう場所の衛生状態の確認など見るべき場所はたくさんあります。

個人的には、息抜きしたり、気分転換するための、トイレや、喫煙所の状態はとても重要だと思います。あとは、会社周辺のお店なども、チェックに入れておくとよいと思います。働く前に休憩場所のチェックとは、不謹慎に思えますがとっても大切だと思います。

簡単に3カ条にまとめてみましたが、ニートからの社会復帰は、想像よりも大変なことだと思っています。人は一度楽をしてしまうとなかなか元の生活には戻れないものです。一気に逆転しようとせずに、ゆっくりと、スロースタートを切る事が、実は一番の近道になるのではないかと思います。「急がば回れ」という先人の教えをしっかりと胸に、リラックスして仕事を探してみると、案外いいかもしれません。