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開業医担当MR:A・Sさんのお仕事体験談 【DS社東海支店 勤務】

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アナタのお仕事の一日の流れは?

病院の総務に所属していますが、勤務場所は看護部です。

朝一の仕事は看護師さんの休暇欠勤の届と勤務交代のチェックからはいります。看護師の人数は500人弱、これは毎日の仕事です。

勤務表と届、変更があっているか、漏れがないかのチェックをします。この仕事で午前中がほぼ終わってしまいます。

午後からは、看護師さん達の出張旅費の計算等にはいります。学会の時期になると出張が多くなってきます。全国各地の学会の会場までの交通経路等を調べ、旅費の計算をしています。

看護師さん達は勤務が不規則なので、学会参加費が振込期日に間に合わないこともあるので、気をつけてチェックをするように心がけています。

また、看護師さんの個人履歴の入力等も行っています。氏名、住所等の変更があればそれを入力していきます。病棟の移動があった際にもシステムに入力をしてきちんと反映されるようにしています。"

働く中で嬉しかった出来事や、やりがいを感じたポイント

この仕事で楽しかったのは、得意先と仲良くなって、いろいろなことができたことです。

最近は難しいようですが、私がMRをしていた頃は、制限はありましたが、接待がありました。

仲の良い得意先とゴルフに行ったりとか、例えば自分が寿司を食べたいなと思ったら、仲の良い先生を誘って、食べに行ったりできたのは、楽しい思い出です。

そしてこの仕事の一番のメリットは、比較的高給であることです。会社にもよりますが、中堅から大手の製薬会社のほとんどは、一般的な仕事に比較して高い年収です。

現在は分かりませんが、当時はその時期になると公表される賞与の額は、低めに発表されていました、具体的に言うと、平均とされているものは、最低評価の額でした。つまりネットなどで公表されている金額よりも、実際の額はもっと多かったということです。

賞与の支給の時は、この仕事をやっていて良かったと思いました。

衝撃的だった事件や一番印象に残っている嫌な思い出

この仕事で辛かったのは、お酒を飲みたくないときでも、飲まなくてはならない時があったことです。

もともとお酒は嫌いではないのですが、このことがこんなに辛いものだとは、経験するまで、正直言ってわかりませんでした。

そして当たりまえですが、医師も人間ですので、とてもよい人もいれば、本当に信じられないような医者がいることも事実です。

例えば薬は、効果は関係なく、安ければ良いという医者が少なからず実在します。結果として病状が悪化しても、安い薬を使ったほうが、患者の自己負担も安くなって、そのほうが患者も喜んでいると公言する医師もいました。

そういう医者は、病気を治すとか、良くするということは考えていないので、患者には愛想よく、その患者の自己管理が上手くいかずに、病状が悪くなっていても、厳しいことは決して言いません。

そうしておけば、あの先生は優しくて、診療費(薬などの自己負担額)も安くて、良い先生だというクチコミが広がるからです。

そういう医者には、騙されないようにしましょう。

これからその仕事に就く方へのアドバイスやメッセージ

MRを目指すなら、薬科大学や薬学部に通って、薬剤師の資格を取ることが近道です。MRの仕事にその資格を活かせるかはその人次第ですが、製薬会社への就職には明らかに有利ですし、MR認定試験の科目の免除もあるので有利になります。

またMRは、あまり生真面目な人は向いていません。医療に貢献するという面がある一方で、営業的な要素も強く、そのギャップが激しいからです。

そして拘束時間が長く、体力的にも厳しい仕事であることは、間違いありません。仕事の流れ的に、定時やそれにちかい時間に仕事が終わることは無く、週末もかなりの確率で仕事になります。

そして常に、勉強が必要です。医療の分野は日進月歩で技術が進んでいますので、それに対応する必要があります。知識が足りないと、得意先から信頼されないため、仕事は上手くいかなくなります。

これらのことを理解したうえで、割り切れるのなら、給与等の待遇面から見ても、とても良い仕事だと思います。