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会社を調べるだけじゃダメ!新卒も既卒もやるべき"業界リサーチ"とは

予め、どんな業界の会社か知っておこう

新卒と既卒では同じ就職活動でも、違うことがたくさんあります。しかし、共通していることもあります。それが「業界リサーチ」の必要性です。

これは筆者の造語ですが、意味はそのまま。応募しようと思っている会社がどんな業界に属しているのか、そしてどんな特徴を持った業界なのかを調べておくことです。

なぜかというと、筆者自身が業界リサーチをしなかったために、苦い経験をしているからです……。

入る前に、業界リサーチをしておくべきだった

筆者は一度だけ転職を経験しています。転職したのは一社めのIT関係とは全く違う業界で、食品関係でした。前の会社を退職勧奨で突然辞めさせられ、半年間就職活動をしてようやくもらえた内定だったので、すぐ入社を決めました。これがそもそも間違いだったのですが、今では後の祭りです。

工場でしたが、職種的に早朝や深夜勤務はなく、今度こそやりたい仕事ができる!と意気込んでいました。しかし、自分の担当業務にある程度慣れてからは、「自主的に」早朝に来ざるを得ない日ができてしまいました。

早出残業代なんてもちろん出ません。これだけなら「仕事なので仕方ない」と諦められたのですが。加えて、休みの日でも時間を問わずしょっちゅう電話がかかってきます。しかも社用ではなく、個人の携帯にです。折り返し連絡する際にも、電話代すら負担してもらえません。

先輩に相談すると、「私なんか、大晦日にお客さんのところに行ったことあるよ?この業界普通だから」とさも当たり前のような顔です。まず論点がずれていますが、それにすら気付いていない様子。ここで、私は「この業界」に特殊な点が多々あることに気付いたのでした……。

その後は会社の粗が目立つばかり。現場ではマニュアルがあるのに従わず、問題が起きても開き直られる。いちいち見張りをしないと仕事ができないのか、と怒鳴りたくなったこともたくさんあります。

しかし、皆四十代以上の男の人ばかりなので「所詮女」とナメられているのか、角が立たないように注意しても「ハイハイ」としか返事をされませんでした。男女や年齢を理由に侮り、結局まともに仕事ができていないなんてことが信じられませんでした。

これも先輩に聞くと、「よくあること」だそうで……同じ業界の他の会社も似たようなものだそうです。結局、会社自体にかなりの赤字があり、体調を崩した上に将来的な不安も感じたので、見切りをつけて退職してしまいました。

というわけで、業界リサーチを勧めます!

事前に調べたとしても、業界の全てを知ることはできません。しかし、どういう人が働いていて、どんな体質の会社が多いのかくらいは調べておきましょう。私が勤めた二つめの会社のように、どこも似たようなものという業界なら尚のことです。

楽して稼げる仕事はありませんが、楽しく働けそうな会社を見つけてくださいね。