ホールスタッフ:優さんのアルバイト体験談 【某有名カレー店 勤務】
朝一番に出勤し、水道?ガス?電気のメーターチェックをします。前日どのくらいの消費をしたのか毎日チェックし紙に記入する作業を一番にする事になっています。
次に新聞のホッチキス止め、使用するタオルの洗濯など雑用をします。
この辺は同僚とお喋りしながら、のほほんと作業します。タイムカードを押してから、前日の売り上げチェック。金庫内のお金が合っているか見ます。
そのような事務所仕事が終わってからやっと店内に入り、開店準備です。
開店準備はそれぞれ役割があり、毎日同じ役割をこなします。私はホールの準備を任されていたので、モップがけから始め、各テーブルのナプキンやソース類?爪楊枝をチェックしていき、少なければ補充。
全部のテーブルをチェックし終わったら、トイレ掃除?外のゴミ拾いです。
それが終わったら自動ドアと全部の窓ふきです。朝準備はかなりハードで汗だくになります。全ての作業を40分以内で終わらせます。
オープンしたら私はウェイトレスなので、お客様がご来店されたらお水を運び、注文を取り、料理が出来たら提供、という仕事を
主にしています。
時間になり、帰ってもいいと言われたらタイムカードを押し、帰宅します。
こちらが心を込めて接客をしたら、お客様からそれが返ってくるのが幸せです。まず最初にお水を持っていく時点で、このお店の第一印象が決まる、と私は思っていますので、かなり気合いを入れ、持っていきます。
そうすると、「ありがとう」と言ってくれます。
第一印象がいいと、その後、料理を持っていっても「ありがとう」と言ってくれて、帰りには「美味しかったよ。ごちそうさま」と帰っていきます。こういう時に私はやりがいを感じますし、接客って楽しいなぁと思います。
料理提供がいくら遅くても、ウェイトレスの声かけ1つで、お客様のご機嫌が180度変わります。謝罪の仕方、声の掛け方?タイミング。全てがまだ難しく、勉強中ですが、とてもやりがいを感じます。
一番嬉しかったのは、
「お姉ちゃん頑張ってるね。これからも頑張ってね」
とお客様に言われた事です。
初めて来店されたお客様ですが、その後、常連さんになってくれて一週間に1回は店に来てくれるようになりました。
幸せです。
お昼すぎになり、来店が少し落ち着いた時に、トイレ掃除と外掃除をもう1度するんですが、そのトイレ掃除の時に、
男子トイレの便器の前に、お客様の大便が落ちていた事がありました。
ビックリして悲鳴をあげてしまいそうになりました。どうしよう、と思いましたがとりあえずティッシュで包み、トイレに流し、床を拭く用のタオルで下を綺麗にし、タオルは破棄しました。
これが一番印象に残っている嫌な思い出です。あと、朝出勤した際に、駐車場の隅にも大便が落ちていた事があります。位置的に、車の後ろに隠れてしたような感じでした。
店内に入ってすればいいのに…。入りにくかったのか、我慢出来なかったのか…。
処理の仕方が分からず、(落ち葉などを拾う、ちりとりは使いたくなかったので)上司に報告してやってもらいました。思い出しただけでも気持ち悪い!
飲食店は接客が全てです。いくら料理が美味しくても接客態度が悪ければ、印象が悪く、また来店してもらえる確率は低くなります。
なので、これから飲食店で働きたいと思っている人は、料理の勉強も大切ですが、営業の勉強も一緒にされた方がいいと思います。料理にミスが合った時、最後に謝るのはコックですし。謝罪の仕方がとても大切です。
今の飲食店では、料理さえ出来ればOKという店は少ないと思いますので、バイトだろうが社員だろうが、最低限の接客の勉強は必須だと思います。