学生気分が許されるのは研修中だけ。失敗から多くを学びましょう!
新入社員のみなさんは、もう研修は終わったのでしょうか。
慣れない社会人生活に、そろそろ疲れがでてくる頃と思います。
ここで疲れている場合ではありません。
研修ではどんなことを学んだかしっかり覚えていますか?
ほとんどが社会人としてのマナーや一般常識、会社の成り立ちなどだと思います。
研修中に、社会人としての心得を学んだところで、いきなり社会人としての術が身につくわけではないですよね。
しかし、学生気分でも許されるのは研修期間だけです。配属された以上、お客様からしてみれば、あなたが会社の代表なのです。
「分かりません」が許されることはないのです。
あっという間の研修期間
筆者のいた会社では、入社1週間前から研修が始まりました。
4月1日入社の周りに比べれば、少し短い学生生活でしたが、研修自体はとても楽しかったのを覚えています。
会社の成り立ちや組織のこと、各部署の仕事内容を始め、実際に会社の技術を使って新しい商品を考え、プレゼンをしたりもしました。
あっという間に研修が終わり、その後は配属先の上司や先輩から、実際に仕事をしながら多くのことを学びました。
ただ、実際に仕事を手伝うまでは、本を読んで知識を付けることが主だったので、配属してからしばらくは、勉強ばかりしていました。
たまに代表電話を受けたり、コピーなどの雑用をしながら、周りの方の仕事風景を観察していました。
勉強だけでは知識は身に付きません
研修→配属の流れを経験して思ったのは、どんなに机で勉強しても、誰かに説明したときでなければ、自分は何がわからなくて、どんな知識が足りないのかがわからないということでした。
配属してからおよそ一か月後に、引継ぎが終わった仕事がありました。
それまでは、お客様とのやりとりを先輩が行い、社内での作業を筆者が担当しておりました。
それを全て一人で行うことに最初は緊張しましたが、初めて担当になったお客様なので、とても張り切っていたのを覚えています。
お客様も新人に担当が変わったことは分かっていましたが、それでも優しく接していただきました。
少しずつ打ち解けられるようになり、お客様からも色んな質問をいただくようになりました。
先輩と一緒に担当していたときは、わからなくても直ぐに先輩に代わってもらうことができたのですが、一人で担当してからはそうはいきません。
その場で答えることができず、確認してからのご連絡になったことが何度もありました。
実際に失敗して、知識を増やしていきましょう
みなさんもきっと、一人で担当のお客様とお話しするとき、最初のうちはわからないことだらけだと思います。
でも、それでいいのです。
誰だって初めから何でも答えられるとは、期待していません。
しかし、わからないからといって、お客様に「わかりません」と伝えてはいけません。
ただでさえ、お客様は不安で質問しているのです。解決したいから、あなたに質問しているのです。
それなのに、あなたがわからないと答えたらどう思いますか?
あなたを信用して質問しているのです。
その場で直ぐに答えないといけないような内容なら、お客様に断りを入れてから、上司に連絡をとりましょう。急ぎでないのなら、帰社してから直ぐに確認し、お客様に連絡を入れましょう、
お客様からしてみれば、あなたはもうプロなのです。
新人だから…なんて関係ありません。
そして、お客様から聞かれて答えられなかった質問があなたに足りない知識です。
その部分をしっかり勉強し直し、他のお客様に聞かれたときはきちんと答えられるように準備しましょう。
失敗をそのままにしていてはいけません。そこから多くのことを学びましょう。