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今、何が一番欲しいですか?転職はライフスタイルを変えるチャンス

退職する前に、ちょっと足を止めて考えよう

実行に移すかどうかはさておき、誰しも一度は「転職したい」と考えたことがあるでしょう。その理由は何でしょうか。

給料が安いから?通勤時間が長いから?人間関係がうまくいかないから?一つの理由が大きいこともあれば、複数理由が重なっている場合もあります。

数十年後、どういう人間になりたいか

しっかり決めておきたいのは、将来のこと。定年といわれる年齢になったときに、どんな自分になっていたいかを明確にイメージしておくことです。

役職者として頼りにされていたいですか?それとも、出世に興味はないけれど、好きな分野で働きたいですか?「地道に働ければそれでいい」という方は、今すぐ転職を選ぶのはやめておいたほうが良いでしょう。

あるいは、その歳までの間にどんな働き方をしたいか?でも良いでしょう。ずっと会社勤めをするのか、フリーランスになって働くのかでは随分違います。会社で学んだことを生かして、独立開業する道もあります。

ジョブホッパー=ダメではない

日本では長い間、終身雇用制が主流でした。このため、「できるだけ同じ会社で長く働くこと」が理想とされていたのです。しかし、現在はそうはいきません。

仮に自分で転職を選ばなくても、人員整理でいきなり辞めさせられてしまうことだってあります。転職が珍しいことではなくなったのです。

何度も転職を繰り返すと、「自分はダメな人間なんだ」と感じてしまう人もいますが、決してそんなことはありません。大切なのは、一つ一つの職場で何を学んだかです。

もちろん、「一日でイヤになって次の日からサボった」なんて場合はあてはまりませんが、そんな人はそうそういないでしょう。

ちなみに、IT系や医療系などの専門職では転職を繰り返すことが珍しくないため、転職回数が多いというだけで即マイナスイメージになることは比較的少ないようです。

ゆったりしたいなら、同じ業界・同じ職種で

さて、働くスタイルが見えてきて、「やっぱり転職しよう!」となったらさっそく行動に移しましょう。まずは、同じ業界・同じ業種への転職を目指す場合。

既に身についていることも多いでしょうから、これは慣れている雰囲気の中で働きたい人向けです。会社のカラーに合わせることができれば、長く働くことも可能でしょう。気分を切り替えて、できる仕事を増やしていくことができます。

違う業界へチャレンジもあり?

では、違う業界へ行くのはどんな人に向いているのでしょうか。こちらは今までの経験を、違う環境でも生かせる自信のある人だと思います。

業界が違っても、同じ職種なら会社や業界が違っても仕事内容は似通っている場合が多いです。例えば事務職なら、どこの会社でも基本は同じですよね。

細かいところが違っても、「ここはこうすればいいな」という勘も働くでしょう。この場合は、業界特有のやり方を早く掴むことがポイント。

ちなみに、違う業界・違う職種に転職するのはかなりエネルギーが要りますので、挑戦したい人はそれ相応の覚悟が必要です。筆者も一度だけ経験しましたが、ストレスなどが積み重なって結局長続きしませんでした。

開業は会社勤めより大変かも

さて、最後に少し独立開業する場合のお話をしましょう。これは会社勤めとはまた違った面で大変です。資金や税金、仕事をする場所、業種など全て自分で決め、判断をしなくてはならないからです。

会社を設立するのであれば、融資を受ける場合も多いでしょう。転職の中でも一番ハードかもしれません。

もしこの道を選ぶなら、念入りな準備を怠りなく。個人事業主や一人会社であれば、上下関係がほぼなくなるので人間関係のストレスはなくなりますが、それ以上に自分でやるべきことが多くなります。

どちらが良いか、よく考えてから行動に移しましょう。