• RSS

新しい職場で女性同士の人間関係につまづかないためにできること

転職して新しい職場に馴染むまでは、気を使わなければいけないことがたくさんあります。

中でも人間関係はとてもデリケートな部分を孕んでいるものです。

一日も早く余計な気を使わずに仕事に専念できるよう、まずは上手に周囲に溶け込む努力から始めましょう。

女性が複数働く職場に転職する場合、出だしでつまづくと後々とんでもなく厄介になることがあります。

そんなことになれば、転職した途端にまた転職したくなってしまうのがオチでしょう。

そのような事態に陥らないためにも、出来る努力は何でもしてみることをおすすめします。

新しい職場の女性陣を見る限り、特に意地悪なタイプがいなかったから、そんなこと心配する必要ないのでは?…などと、安心してはいけません。

なぜなら、反感というのはいつ何時、どんなくだらないことで買ってしまうかわからないものだからです。

ブランド品には気をつかうべき

例えば……。自分としては使い慣れている高価なブランドバッグで通勤した。ただそれだけなのに、いつの間にか「あの人ってこれ見よがしのブランド志向よねぇ」と悪意をもって囁かれていた…。

もちろん、あなたの行動には何の非もありません。ただ単に自分の持ち物を普段使っているバッグに入れて通勤した、それだけのことです。

ところが人間の嫉妬心というものは、そんな正論など通じない場合が往々にしてあるから恐ろしいのです。

そういうくだらないことを言う人に限って、表向きは「自分はブランド品には興味がない」という顔をしていたりします。

しかしその実は妬みでいっぱいという、とても厄介なタイプであることが多いので、そこを侮ってはいけません。

こういう「やっかみ」という負の感情はとかくエスカレートしていきやすいのが怖いところです。その程度のことがきっかけとなり、職場での孤立やイジメにつながるケースが実際にあるのですからやりきれませんね。

そんなくだらないことで煩わされるぐらいなら、とにかく転職当初は守りに入ることをおすすめします。服装、持ち物など、まずは基本的にノンブランドのものを選びましょう。

つまり当たり障りのないところを選んでまずは様子見をする、ということです。

アクセサリーは、シンプルなものに

アクセサリーについても要注意です。就業中はアクセサリー禁止という規則でもあれば迷う必要がなくてかえって楽ですね。

しかし、派手に見えなければつけていても問題ないという職場の場合はどうするべきでしょうか?

この場合は、まずはアクセサリーがどこまで許容されるかを、数日にわたって確認しておく必要があります。

ですから、そのあたりのラインがはっきりするまでは、せいぜいごくシンプルなネックレス程度にとどめておきましょう。まずは入念な観察です。

ピアスはフック型をしても大丈夫か。スタック型のみだとしたら、大きさはどこまでOKか。

少し大きめのペンダントトップをしても問題はなさそうか。ブレスレットは飾りがついていても大丈夫か。指輪は何個まで重ねづけできそうか。

プラチナやシルバーだけでなく、イエローゴールドを身につけても問題はないか。

よほど服装の個性が重視される職場でない限り、服装等における暗黙の了解というものはどこの職場にもあるものです。

そして、その上限を見極めたからといって、いきなりデビューしてはいけません。まずは無難なところから始め、少しずつ加減していくのが賢いやり方というものです。

髪型、髪の色、メイクについても同じことがいえるでしょう。まずは可もなく不可もない、中道を見定めることから始めると、よほどのことがない限り失敗がありません。

自分な好きなものはルールが把握できてから

そうこうしているうちに職場に溶け込んできたら、そこから少しずつ自分の好きなものを選んで身につけていくとよいでしょう。その頃には、だいぶ職場内における表のルール、裏のルールの両方について把握できているはずです。

敵にまわすと厄介な人のことも同時にわかってきますから、その人の反感を買いそうなラインはさりげなく外しておくのが安全です。

ブランドバッグを持っていっても問題なさそうだなと確認できたら、あなたも時機を見て持ち出すとよいでしょう。

ただし気をつけなくてはいけないのは、もしもそのブランド品が誰かとかぶっていたとしたら、それを職場に持っていくのはあきらめた方が無難です。

反感を買う前に細心の注意を

ブランド品がかぶってしまった場合、「アハハ同じだねぇ~」と笑い飛ばせるタイプばかりではありません。

さらには、もしもそれが彼氏に買ってもらった品物だとしても、よほど気心が知れるようになるまでは、そんなことは口が裂けても言ってはいけません。

せっかく時間をかけてブランド品OKまでがんばったのに、今度はそれが妬みの原因になるかもしれないからです。

そんなことをいちいち注意しなければいけないなんて、くだらない!と思われるかもしれません。しかし、本当の意味でくだらないのは、妬みや嫉妬で人の足を引っ張るようなタイプの人間に振り回されてしまうことではないでしょうか。

こういう人たちにつける薬はありません。関わるだけ無駄なのです。そんなタイプに目をつけられてストレスをためるぐらいなら、最初に細心の注意を払っておく方がずっと楽ですよ!