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就活の面接で、担当者が気にしているのは入社後のことです

就職活動をしていれば避けて通れないのが「面接」ですよね!?面接官も会社によってさまざまで、一次面接は人事部の方で気さくな雰囲気だったり、一次から役員面接で緊張しっぱなしだったり…

それでも学生のみなさんにとっては、10分や20分の面接で合否が分かれてしまうのだから、どんな人が面接官であっても緊張しますよね。

できれば面接をしないで決めて欲しい…そんな気持ちになるのも分かります。しかし、面接では会社に適した人材かどうかを判断されているだけではなく、面接を受ける学生さんにとっても、その会社が自分に合っているかどうかを判断する場なのです。

お互いが、気持ちよく入社を決められるよう、面接官がどんなところを見ているのか、こっそり教えちゃいます。

マニュアルの受け答えはバレています

就職活動中の学生の方なら、1冊くらいはマニュアル本をお持ちだと思います。もしくは、インターネットのサイトで面接の心得を検索し、その内容を読んだことがあるでしょう。そこに書いてある内容を真似すれば、「落ち度は全くない学生」という評価を受けるでしょう。

ドアを叩いて、返事が聞こえたら入室し、椅子の横に立つ…筆者が持っていた就職活動用のマニュアル本にはこんなような内容が書いてあったのを覚えています。(イラスト付きで、もっと細かく書いてあったとは思いますが…)

質問に対する受け答えについても

志望動機を聞かれたら、、、会社の理念に共感し、学生時代の○○の経験を活かしたい

他にはどこを受けたのと聞かれたら、、、○○社を受けたが、■■だから御社を希望してる

(しつこいようですが、マニュアル本はもっと親切に書いてあります!)

どう答えた方が印象がいいのかを具体的な例を交えて書いてあったので、ものすごく役に立つのです!ただ、それを真似しただけで本心から思っていないことを面接で話しても、相手は何人も学生を見ています。

たった10分20分で何が分かるんだ!と思うかも知れないですが、分かるんです。分かるからこそ、会社の将来を担うであろう新入社員の面接官に選ばれたのです。

逆に言えば、面接官は将来の上司・先輩になるかもしれない方です。その方に、小手先の技術が通用すると思いますか?

面接は自分を偽る場ではありません

学生のみなさんは、学生時代に何に取り組んだのかを熱心に話す方がいらっしゃいます。働いたことがないので、それをアピールしたい気持ちも分かります。何をしてきたかも、面接官は興味があります。

しかし、それ以上に過去の経験を入社後どう活かしてくれるのか?そこに興味があるのです。むしろ、それをイメージさせられたらどんな会社の面接でも合格できます。

面接官にとって、目の前で面接をしている学生の可能性は未知数です。だからこそ、入社したらどんな働き方をするのか、それが会社の利益になるかを知りたいのです。だからと言って、学生のみなさんは自分を偽ってはいけません。そのまま入社をしても、ツラくなるのは自分自身です。

学生時代に経験したことを活かして、御社の○○に△△で貢献したい

どう会社に貢献していくかを提示することで、面接官も入社後がイメージしやすくなります。また、こういうことができるなら、○○部署に□□君に似ているな、と先輩社員をイメージしてもらうのも効果的です。

人を教育していくのには、時間もお金もかかります。せっかく育てたのだから、途中で辞めてほしくはありません。学生のみなさんも、自分自身の素直な気持ちをぶつけ、その会社で働いていけるかどうか判断をしましょう。

晴れてお互いの意見が一致し入社が決まったら、面接での気持ちを思い出し、利益に貢献する働き方をしていきましょう。