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経験者だから語れるホットペッパーグルメのアルバイト

年に数回、キャンペーンがあるときにだけ募集しているアルバイトに、ホットペッパーグルメの現地スタッフ、というものがあります。

編集系、取材系、ライター系のお仕事を探している方は、もしかしたら知っているかと思います。好奇心の強い方には、おすすめのアルバイトですから、もし募集していたら応募してみるのも悪くないでしょう。

ホットペッパーグルメの現地スタッフ募集を目にしたのは、ネットのアルバイト情報でした。今までに編集とライター業務に関わった経験があるので、アルバイトと知りつつネットを通してエントリーしてみました。

通常のエントリーと同じく、住所、氏名、電話番号、PCアドレスを入力するだけです。現地スタッフは、株式会社インテリジェントターミナル総合研究所フィールドマーケティング事業部のアルバイトとなります。

採用通知は、すぐにメールできました。採用に際して、簡単な電話面接があります。仕事の内容よりも、本人確認と合わせて、アルバイト期間中のスケジュールについての問い合わせといった感じでした。そのときに、研修会への出席についても聞かれます。参加は、必須です。

研修会は、広島市内のリクルート関係のビルで行われました。9時から18時までの研修では、取材先のアポの取り方、訪問セットの記入の仕方、外観、内観、料理の撮影方法について、結果報告の仕方などを徹底的に叩き込まれます。

研修内容そのものは、それほど難しくはありません。ただし、グルメ情報として料理の写真を撮るので、その部分だけは技術的に難しいのではないかと思います。

研修が終了して1週間後くらいに最初のメールが来ました。巡回先リストが振り分けられてきます。ここからは、リストに従って、ひたすらアポを取ります。取材日、時間帯、取材内容などを対象店舗に知らせます。

時間帯としては、午前1軒、午後から2軒の予定を取ります。巡回予定が決まると、ネットで巡回予定を事業部に知らせます。

いざ巡回へ、どんなお店に行き当たるのかドキドキの連続

巡回に出かけるときには、訪問セットと呼ばれる申込書や打ち合わせシートと呼ばれる取材メモのようなものなどの入ったクリアファイル、撮影機材としてカメラの他に、三脚や照明機材を持っていきます。巡回先の店舗で打ち合わせ終了後に写真撮影しますが、ライトやレフ板の準備をしていると店の人に物珍しがられます。

巡回で困るケースは、アポで説明しているはずなのに印鑑の準備を忘れていたり、料理の準備をしてくれていない場合や巡回そのものを忘れていることなどです。この場合は、再度訪問ということになります。

さらに困るケースは、アポのときに取材OKを出してくれたのに、当日になって取材拒否に転じる場合です。仕方がないので、事業部に緊急連絡を入れて対処してもらいますが、そのままキャンセルになることがほとんどでした。

ホットペッパーグルメのアルバイトで面白いのは、今まで行ったことのなかった料理屋さんに行って、店主の方やその店の責任者の方と話せることと、ときには、その店の名物料理を食べさせていただけることです。

行きあたれば人の温かみに触れられるやりがいのあるアルバイト

あるラーメン屋さんでは、写真撮影終了後、あまりにもおいしそうだったので一口食べてみようと思って店主の方に確認したら、「そんな麺の伸びたもんは食べてもらうわけにゃあいかん。

すぐ、作るから待っといて」と言うが早いか、食べてみたかった絶品ラーメンを瞬く間に出してくれました。そのラーメンは、技術や素材だけでなく、店主の方のプロ意識と人情味が感じられて涙が出るくらい美味しかったことを記憶しています。

また、ある和食料理店では、名物のオコゼの刺身を写真撮影した後おいしそうなので見つめていたら、「今朝の捕れたてじゃけ、ひぜ食べてみない。もしかしたら、人生観、変わるでぇ」と言って勧めてくれました。

そのときの料理のキャッチコピーには、「人生観が変わるほどうまい瀬戸内の新鮮オコゼの刺身」と書いたのは言うまでもありません。

アルバイトとしては、トータル的にあまり稼げない部類のアルバイトですが、人と人との触れ合いがあって、やりがいのあるアルバイトという印象です。

いかんせん、期間が短いので、アルバイト情報を常にチェックしていないと行きあたらないでしょうが、あればやってみる値打ちのあるアルバイトです。ぜひ、探してみてください。