就職活動中の女子学生はトイレの中でも気を抜いてはいけない
就職活動は緊張する場面が連続します。合同説明会に個別説明会、OB訪問、個別面接などなど。見知らぬ社会人と顔を合わせる機会のてんこ盛りですね。
ただでさえ慣れないリクルートスーツを着用し、学生ノリとは違う顔で話をしなければいけません。そしてそれが何社も何社も続いていくわけです。就職活動なのですから、当然といえば当然なのですが…。
背中に冷や汗をダラダラとかきつつも、なんとか無事に面接を終了した…。ホッと胸をなでおろし、帰りぎわにトイレに寄ることもあるでしょう。しかし、その谷間のような時間帯にも女子学生は気を抜いてはいけません。
壁に耳あり、トイレに目あり?
面接の後、そのまま人と会う予定があるから訪問先企業のトイレでメイク直しをしてしまおう。これ、はっきり言ってNGです。もちろん、メイク直しそのものがいけないと言っているわけではありません。
緊張から解放され、緩んだ気の状態で遊びを前にして口紅を塗り直す、その雰囲気が危険です。女性はこの手の雰囲気を驚くほど敏感に察知してしまうのです。運悪く人事を担当している女性とかちあった場合、まず間違いなく良い印象を与えることはないでしょう。
「面接が終わった後なのだから、どうしようと勝手でしょ!?」
はい、もちろん勝手です。ただし、人事担当者が「なに、この子?」と眉をひそめるのも勝手、ということです。また、トイレでメールを打つこともおすすめできません。個室とはいえ、中で携帯をいじっている気配というのは不思議なほどにわかるもの。
なかなか空かないとイライラしていたら、出てきたのが就職活動中の学生だった。これがどういう印象を与えるかは、もうあえて言う必要もないでしょう。
トイレでかちあったのが面接の時いなかった女性だったから大丈夫?いえいえ、面接や説明会は実際に学生と話をする担当者だけでなく、裏方として動いている人も少なからずいるものです。
そして、どこかしらで学生達の様子を全体的に見ています。この時の女性の『目』と『記憶力』をあなどってはいけません。
大勢いたから大丈夫?
合同説明会などの大勢が一同に集まる場所には友達と一緒に行く人も多いようです。帰りがけにお茶でもしていこうか?そんな会話を立ち寄ったトイレで友人同士ワイワイとすることもNGです。
そもそもトイレは用を足す場所であって、おしゃべりに適した場所ではありません。洗面台で髪型を直しながら、お友達同士が並んでペチャクチャしゃべっている…。これ、非常に見苦しくて鬱陶しいものです。
人事担当者がそんな場面を見かけた場合、どう判断されるかは目に見えています。大勢いたのだから個人を識別できるはずがない、などとあなどってはいけません。
たまたま見かけたその学生が自分の会社のブースに立ち寄っていた場合。これがどういうわけか、「いたな」と憶えていたりするんです。
緊張が続くと解放された瞬間、通常よりハイな状態になってしまうことは往々にしてあります。また、友人と一緒だからとつい緊張感が緩むことだってあるでしょう。
しかしいくら面接で上手に話せたところで、帰り際のトイレで味噌を付けていたのではお話になりません。就職活動は期間限定の戦いです。
遠足だけではなく、就職活動だって家に帰るまでが就職活動であることをどうぞお忘れなく。