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人気=使えるとは限りません!資格を自分らしく生かすコツ

資格があれば大丈夫!?

資格を取ることは、今や就職・転職の常識になりつつあります。しかし、ただ取っただけではあまりアピールポイントになりません。それはいったいどうしてでしょうか。

皆が取っている資格だけだと、あまり意味がない

あまりにも取得者数の多い資格やその職場で当然とされる資格を取っただけでは、まだスタートラインに立っただけの状態です。

例えばMOS。もう取っていて当然のような位置に来ていますね。

しかし比較的新しい資格であるだけに、これをMOSを持っていなくても同等の操作ができる人はたくさんいます。全くExcelやWordが使えないという人のほうが珍しくなってきていますし、これだけでは資格欄の穴埋めどころか「仕方なく取ったんだな」というのがバレてしまいます。

そしてTOEICや英検などの英語系も、意外とメリットにならないことがあります。それは外資系企業に就職したい場合。

TOEIC900点以上や英検1級の人が珍しくないからです。

逆に、全く英語を必要としない会社で英語能力をアピールするのもあまり意味がありません。恐らく「○級(××点)なんてすごいね。どうして英語を使う仕事にしなかったの?」と疑問に思われてしまうことのほうが多いでしょう。「海外旅行に行きたいので」など、不自然でない理由を用意しておきたいものです。

資格に+αするためには

では一体どうすればいいのかというと、付加価値をつけるのが一番です。

例えば、MOSであればワンランク上のエキスパートレベルを目指しましょう。ExcelとWordにしかありませんが、より高度な操作ができることの証明になります。

合わせてPowerPointやAccessも取得しておくといいですね。この二つはこれからどんどん需要が高まっていくソフトです。

語学系なら、英語だけでなく第二外国語ができると付加価値として認められるでしょう。現在需要が高いのは中国語ですが、スペイン語やポルトガル語もおそらく今後必要になってくると思われます。なぜなら、BRICSの中にこれらを第一言語とする国があるからです。

英語と中国語もしくはポルトガル語ができれば、外資系や海外に拠点のある会社では有利になります。スペイン語も取り上げたのは、アメリカでスペイン語を話す人(ヒスパニック)が増えていること、ポルトガル語との類似点が多く見られるからです。

「取っただけ」から一歩前へ!

そしてその資格をどのように使ったかをアピールできたほうがいいです。でないと「何のために取ったの?」と聞かれたときに答えられません。

単に「必要になると思ったから」ではアピール不足です。誰でも要らないものをわざわざ取ろうとはしませんからね。

「一度Accessを使ってみたとき、これは仕事を始めたときに役に立つと考えました」

「英語が話せれば大丈夫だと思っていたら、○○語しか通じないところに行ってしまって困ったので」

このように具体的な理由が言えれば説得力が増します。

資格に関してはエントリーシートや履歴書よりも面接でアピールすることになりますから、どの角度から話を振られてもいいように準備しておきたいものです。