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営業は会社を救えない!売り上げを営業任せにしない経営とは

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営業に叱咤激励して売り上げを伸ばそうとする会社。しかし、営業の力で会社は本当に成長するのでしょうか?営業の役割をひも解くと、それは不可能な事が分かります。

 

 

 

経営者の方々の中には、営業力によって経営状態が向上すると考えておられる方がいらっしゃいます。特に営業会社ほどその傾向が強いように思います。

 

しかし、戦争で例えますと、営業マンは一線の兵士です。確かに兵士が屈強で有るほど部隊は強いと言えますが、いくら強い兵士がいた所で、相手の組織的な戦略が優れていると戦争には勝てません。

 

戦略が優れていれば、例え兵士が弱くても、兵士の数が少なくても、戦争を優位に進める事は可能です。また武器を営業ツールに例えますと、弱い兵士でも強い武器を持たせると強くなります。

 

営業に優れた営業ツールを与える事で営業成績は上がるという訳です。優れた戦略を立て、それを各セクションの優れた戦術を用いて優れたツールを持った前線の営業が活躍する。営業を抱える会社の有るべき姿の本質なのでは無いでしょうか?

 

しかし、優れた戦略や戦術も、価値観の異なる営業に提示しても効果は目減りしてしまします。そのために企業理念が必要と考えると、営業に頼りきりの経営者の方は自社の経営を見直すべきなのかも知れません。

 

前線の営業は会社の戦略、戦術をこなすのが仕事なので、特にそれ以外の事を考えず、それに徹しきる人が成果を上げる傾向に有りますが、顧客の生の声の情報を吸い上げる営業はちゃんと育てる必要が有ると考えます。

 

売り上げが上がったら社員のおかげ、売り上げが下がったら経営者の責任という経営者の心がけが、営業会社を立派に成長させると思います。