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退職時のお菓子渡しって必要?選び方まで徹底解説!

退職時のお菓子渡しって必要?選び方まで徹底解説!

退職する際には、引継ぎや転職活動、各種書類の提出など何かと忙しくなるものですが、意外と迷ってしまうのが、「お菓子渡し」ではないでしょうか。

そこで今回は、贈るべきか贈らないべきかから、お菓子の選び方などについてお話したいと思います。

お菓子を贈る意味とは

簡単に言えば「お世話になりました」とか「今までありがとうございました」という感謝の意を形であらわすものです。なので、しっかりと挨拶さえすませれば失礼には当たらず、持っていかないという方も多くいるでしょう。

贈るべきか贈らないべきかで迷ったら

金銭的に余裕がないなど、さしせまった理由があるのであれば贈る必要はないと思います。逆に非常にお世話になった方がおり、挨拶とは別にお礼をしたいと考えているのであれば、お菓子という選択肢は非常に手軽だと考えられます。

それ以外で贈るべき場合と言えば、「辞める時にはお菓子を贈る」という事が習慣付いている会社である場合でしょう。

「贈るのが当たり前」というのが良いか悪いかは別として、あえて底に一石を投じたくないならば、贈っておいた方が無難ですし、今後いつどこで会社の人間と出会うかわかりませんから、同じ業界で転職する場合は特に気をつけましょう。

贈らない方が良いという場合は何か

感謝の意が、いやみになるような場合は絶対に避けたほうがいいです。例えば自分が納得出来ない理由でクビになったのに、お菓子を贈るとあれば、受け取った方も気まずい気持ちでいっぱいになります。

加えて、今まで退職時にお菓子を配る習慣がない場合は、今後辞めていく方に戸惑いを与えかねないので注意が必要です。

もし、上記のような状態であるにも関わらず、個人的に非常にお世話になった方がいるのであれば、会社にお菓子を渡すのではなく、個人としてプレゼントなどを渡したほうが賢明でしょう。

お菓子を選ぶ前に予算と配る人数を計算しよう

お菓子は高級であれば良いという訳でもないので、自分の予算にあったもので充分です。受け取る方としても会社の規模は理解している訳ですから、人数が多いせいでお菓子の単価が安そうだからといって文句を言う人もいないはずです。

ただし仮にも贈り物なので、ジョークの意図でもない限りは駄菓子などはやめておくべき。感覚的にはお歳暮などを選ぶのと同じ感覚で商品を選びましょう。

また、部署がしっかりと分かれているのであれば、社員全員でなくても部署のメンバーだけに渡すのでも充分です。判断が難しいところですが、後はプラスしてお世話になった上司に渡すだけと言うのもありでしょう。

問題なのは、好意だけで渡す人を選り好みしてしまう事。 特に狭い社内なのに、性格があわなかった社員にだけ渡さないなんていうのは、評判を下げるだけなので好ましくありません。

お菓子にメッセージカードは付けるべきか

メッセージカードは、お菓子を手渡しにするのであれば特に必要ないかと思いますが、共有スペースに置いておく場合や、郵送して渡す場合は付けておいた方が気持ちが伝わります。

文章内容に関しては長文である必要もないので、難しいようなら以下のような感じで充分。

皆様へ ◇月◇日付けで、退職する運びとなりました。短い間でしたが、大変お世話になりました。感謝の気持ちを込めて、ささやかながらお菓子を用意しましたので、よかったら皆様で召し上がってください。 □□ □□より

ちなみに会社の規模が大きい場合は、郵送先を部署までしっかり指定しておかないと、意図した場所にしっかり届かない可能性もあります。宛名書きには充分注意しましょう。

お菓子を選ぶポイントとは

金額や数以外に重視したいのは、「小分けになっているか」「賞味期限は充分か」「箱が大きすぎないか」などでしょう。

小分けになっていないと、個々の社員が受け取りにくいですし、いつ食べるかわかりませんから賞味期限が短いものも微妙という訳です。

箱の大きさに関しては、置き場所がこまるほど大きなものを贈ってしまうと迷惑や手間をかけさせてしまうので、例えば同じお菓子であっても、50個入り1つより、25個入り2つの方が良いかもしれません。

定番となるお菓子の種類

贈るお菓子として定番なのは、やはりクッキーやサブレなどの洋菓子でしょう。小さく賞味期限が比較的長く、見た目も綺麗です。もちろん和菓子でも問題ありませんが、その場合はお煎餅などが主流。

注意したいのは、常温でも大丈夫な商品か、フォークやスプーンなどを使わなくても食べられるか(または個別包装で備わっているか)など。

どちらかといえばボロボロと崩れるなど食べにくいものより、一口で放り込めるような手軽の物の方が喜ばれると思います。

全体的に言えば、お菓子を贈るのに大事な事は「細部まで気を使う事」です。

大してお金を使わなくても、メッセージカードを付けるなどして工夫すれば充分に気持ちを伝える事は可能なので、焦らずしっかり準備してから渡すようにしましょう。