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女性の力が大切!職場環境を改善して業績アップさせるためのヒント

女性の力が大切!職場環境を改善して業績アップさせるためのヒント

社員のメンタルヘルス予防や、業績アップを達成するためには職場環境の改善が大切です。特に近年女性の社会進出が進んでおり社内での女性の力の活用が広く推奨されていることから、より女性が働きやすいように職場環境を整えることが求められています。

しかし、いざ改善しようと思っても、どのように改善すればいいのかわからないという人も多くいるはずです。女性のための職場改善をするヒントをいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。

出産・育児の不安を解消

女性が働きやすい職場の条件として、出産・育児・職場復帰までのサポートはもはや当たり前となっています。特に最近では、社内に託児所や保育サービスなどを併設して子供と近い距離で働くことを可能にした会社が多くあります。

子供服のミキハウスなどは、託児所に預けられた子供達に新商品のモニターとしてお手伝いしてもらうという試みを行い注目を集めました。女性社員育児の不安が軽減されて、さらに商品やサービス向上にもつながるとても合理的な方法です。

そのような合理性を抜きにしても、子供たちが職場の近くにいることは女性社員にとって大きな安心感や喜びにつながるので、ぜひ託児所・保育サービスの併設をお勧めします。

また、仕事と育児の両立の不安軽減のために、新たに母親となる女性社員と過去に出産・育児を経験した先輩社員との交流会などを設けている会社もあります。

女性社員にとって家庭と仕事の両立はとても大きな問題なので、少しでも女性の不安を減らせるような工夫を設けましょう。

女性同士での意見交換の場を設ける

女性社員の気持ちをよく知るためには女性社員の生の声を聴くのが一番、ということで、女性だけで意見交換ができる場を定期的に設けることも効果的です。男性社員にはなかなか打ち明けられないような相談事も、女性同士なら隠さずに打ち明けられます。

例えば電機メーカーのパイオニアは、2007年に全女性社員を集めた「パイオニア・ウィメンズ・フォーラム」という会議の場を設けて、女性の働きやすさについて活発に話し合う試みを行いました。

一定の役職についている者だけでなく全女性社員が参加した、というのが大きなポイントです。一人ひとりの女性社員の意見が尊重されることで、より自分の仕事に誇りをもって取り掛かることができます。

また、自動車の買取・販売を行うガリバーインターナショナルでは、女性社員が「さくらプロジェクト」というチームを組んで、職場環境の改善に積極的に取り組んでいます。

女性社員の声を聴くためのアンケート調査などを行い、新たな制度作りや育児休暇を取っている社員のケアなどを行うことで、より女性の働きやすい職場環境への改善を進めています。

このように、女性社員の一人ひとりが自分の働く環境を変えていこう、という姿勢を持つことが職場改善への第一歩となります。

昇進への良いイメージを持たせる

女性の力を活用しようという考えは年々着実に広まっており、厚生労働省からも女性管理職を増強せよという方針が打ち出されています。しかし、肝心の女性社員の心境を除いてみると必ずしも全員が全員昇進を望んでいるとは限らないのが現状です。

もちろん、バリバリ働いてグングン昇進したいと思っている女性も多くいるのですが、昇進に対して喜びよりも不安の方が大きかったり、責任感が増すことを恐れたりしてそれほど高い役職を望んでいない女性も同じくらい多くいます。

女性管理職が多い会社は職場の雰囲気がよく、利益率が高いなどということも言われているため、能力のある女性社員にはぜひ高い役職で活躍してもらいはずです。女性が昇進に対して良いイメージをもてるようなにかしらの工夫が必要です。

例えば、男性よりも女性の方が優れている能力や、女性管理職として働くメリットなどを女性社員が十分に理解できるような説明会を開いたりして、会社のために女性の力が必要であることを積極的に伝えましょう。

そのような女性管理職育成のための説明会・勉強会を専門的にとり行っている団体などもあるので、ぜひ協力してもらうことがおすすめです。

高い役職について堂々と活躍する女性社員が一人でも存在するだけで、後輩女性社員のモチベーションは格段にアップします。女性社員全体にとって働き甲斐を感じる要因にもなるので、女性管理職として働きやすい環境を整えるように心がけましょう。

女性のための職場環境改善のまとめ

女性が働きやすい職場環境を整えるためには、女性社員の一人一人が自分の職場環境の改善を真剣に考えること、男性社員が女性の能力を尊重することの2点が大切です。

女性職員が生き生きと働く会社は、職場全体の雰囲気がよくなり会社の利益率にも効果がるといわれています。女性の力が存分に発揮されるような職場改善を行わない手はありません。ぜひ女性の力がフルに発揮されるような職場改善を目指しましょう。