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就活生注目!面接で「よくある」質問への対策講座

就活生注目!面接で「よくある」質問への対策講座!

様々な企業の面接を受けていると「志望動機は何ですか?」「自己PRを教えてください」といったように、異なった企業で同じ質問がされがちであることに気付くと思います。この傾向は業界・企業を問わず毎年見られるものです。

このことからも分かるように、面接ではいわば典型的に聞かれるような「ありがちな質問」がされるケースが多いのです。逆にこの「ありがちな質問」への対策をしておくことで、多くの企業の面接攻略につなげられることができます!

今回はそんなありがちな質問について、質問及び回答について具体例を紹介していきます!これさえ覚えれば面接の基礎的な部分はマスターできるので、是非ともこれからの就職活動に役立ててみてください。

よくある質問ってどういうもの?

今回取り上げる「面接でよく聞かれる質問」とは自己PRや志望動機、将来なりたい姿といった質問に代表されるような質問を指します。企業としてはその採用基準や採用方法も異なっているはずなのになぜ同じような質問が面接でされるのでしょうか?

もちろん企業としては独自の「求める人材」の考え方はあるものの、根本的な部分において採用したい学生の姿は共通しています。自社に入社させることで会社を発展させて利益を生み出すような学生を欲しているのはどの企業も同じです。

そのような将来有望な学生かどうかを判断するにあたって先に述べたような質問は非常に有効となります。自己PRではその学生の能力やアピールスキル、志望動機は理由を説明する論理的能力などが高いかどうかを面接官は見ているのです。

また将来の目標に関しては自社の社風と合致しているか、将来的に活躍が可能かを判断しています。このように学生の基礎的能力の高さを判断しようとしている結果として、業種や業態、企業規模が異なっていても聞かれる質問が似通ってしまう場合があるのです。

「自己PR」は自分の経験から!

ここからは皆さんへ具体的な対策をお話しします。まずは面接で聞かれる質問の中でも代表的な「自己PRに関する質問」について解説します。ここでは自己PRを直接聞く質問から、以下の質問例のように学生の長所を尋ね学生の人物像を知り出そうとする場合もあります。

  • 自己PRをしてください
  • あなたのアピールポイントは何ですか
  • 学生時代に力を入れたことはありますか
  • あなたの長所を教えて下さい

ここでは自分自身の経験を踏まえて自分の強みを明確に述べることが求められます。面接官としてはあくまで学生の人物像が知りたいので、経験に話の重きを置くよりも自分の「強み・長所」を相手に伝えることを意識しましょう。

その点では「私の強みは○○です。それを活かした経験とは△△で~」というように回答の最初で相手が知りたいと考えている自分の強みについて述べるのも効果的です。質問のされ方にもよりますが活用してみてください。

「志望動機」は「3つのなぜ?」を答えよう

冒頭でも述べたように「志望動機に関する質問」も面接ではよく聞かれます。ここでは自分がなぜその企業が入りたいと感じたのか、その熱意をアピールするとともに面接官を納得させられるように論理的に説明することを心がけましょう。

具体的には「なぜこの業界で働きたいのか」「なぜこの会社で働きたいのか」「なぜその職種で働きたいのか」というように3つの段階に沿って志望理由を考え、話を進めると相手にもその企業への志望理由が伝わりやすくなります。

また志望動機・志望理由の回答においても、仕事のイメージや好みに加えて「御社の○○という製品を海外で見て~」「大学の先輩である△△事業部の□□さんからお話を聞いて~」というように自分の経験を交えて話すと更に説得力が増します。

将来像は自分の言葉で伝えよう!

その他にありがちな質問として「自分の将来に関する質問」もよく聞かれます。これは学生が考える将来像を通じて自社に合っているか、またキャリアについて明確なビジョンを持っているかを判断するためのものです。具体的には以下のような質問がされます。

  • 入社後にやってみたい仕事はありますか
  • 希望の部署・職種を教えて下さい
  • 入社してから好きなことをして良いと言われたら何をやりますか
  • ○○年後にはどのような社会人になっていたいですか

このような質問にはインターネットやその他の媒体で見聞きした情報を話すのではなく、拙くても自分の言葉で「自分の将来像・目標」を話す方が良いです。ただ事前に企業の事業内容や今後の戦略を調べ、それと合致した方向で話をするように心がけましょう。

業界ごとにありがちな質問

また業界ごとによく聞かれがちな質問というものも存在します。例えばその業界の良い部分だけでなく、仕事の辛い部分に関して聞かれる質問です。面接官からは「多少の残業にも耐えられるか」「転勤は可能か」といったように聞かれます。

このような質問が面接官からされた際には前向きに答えることはもちろん、回答に説得性を持たせるために理由付けも忘れないようにしましょう。ここで理由も合わせて述べることで相手にも分かりやすく伝え、納得させることができます。

後者の転勤に関する質問への回答を例にすると「学生時代新しいことにチャレンジして成長した経験があるので、転勤というチャンスも受け入れてステップアップしていきたい」といった回答例が考えられます。

業界特有の質問としてその業界・企業に適した基礎知識を有しているかを測る質問も多いです。コンサルティング業界のケースワーク、マスコミ業界の時事問題などが代表的ですので、受験する業界を踏まえて参考書を買うなど個別に対策をしてください!

変わった質問にも慌てずに!

イレギュラーな話になりますが、場合によっては少し変わった質問も面接官からされることがあります。よくあるのは「自分を何かに例えて説明・紹介すること」を求められるような質問です。特に2~3次面接など選考が進んだ段階でよく聞かれます。

質問によって「動物」「文房具」「色」「日用品」などカテゴリーは異なるものの、その中から一つ何かに自分を例えるよう伝えられます。これは面接官が「この学生が周囲からどのように見られているのか」を知ろうとしている質問なのです

つまりは何であれ、自分のイメージに合致したものに例えて話を進める必要があります。そのものを選択した理由や裏付けとなるエピソードも交えることはもちろん、可能であれば周囲の人から自分の印象も聞いて参考としましょう。

その他、面接受験企業に関する質問として「製品」「コーポレートスローガン」「新規事業・戦略」に関する質問も時折見受けられます。面接前にはニュースサイトや企業のホームページをチェックして情報収集に努めておきましょう!

よくある質問では面接官も学生の人物像を知ろうとしているため、回答を深堀りしてくることが多いです。ただこちらもしっかり準備をしておけば対応可能なので、この記事を読んだら少しでも「この質問にはどう答えようか?」と回答内容を考えてみると将来役立ちますよ!