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最初の1分で劇的に変わる!面接時に印象に残る自己PR

最初の1分で劇的に変わる!面接時に印象に残る自己PRのつくり方

面接で必ずと言っていいほど聞かれるのが自己PR。控えめに表現することを得意とする日本人には、一番の苦手分野だといえるかもしれません。

何をアピールしていいのかわからないとドツボにはまってしまう人も多いでしょう。自己PRは通常2~3分で求められることが多く、文字数にすればだいたい800文字から1200文字ほど。

その中で、どれだけ印象に残る自己PRができるか考えてみましょう。

自己PRを作るときには

自己PRを作るには、まず自分を知らなければなりません。自分はどんな人間なのか、自己PRを人間味あふれる内容にするために、自分史を作りましょう。

自分史では、年表などに時系列順に起こった出来事などを書いていきます。ここでのポイントは、年表にその当時どんな思いだったかも、思い出せるのなら書いておくといいでしょう。

この時点では、面接に使える使えないは関係なく、自由に書いていくことをおすすめします。

13歳―TVのバレーボールの試合を見て、あこがれてバレーボール部に入る。ちょうど身長が伸びていた時期なので、アタッカーをできたのはうれしかったけど、下手で迷惑をかけてばかりいた。 14歳―周りに迷惑をかけたくないから、バレーボールの猛練習ばかり。バレーボール漬けの毎日だったけど、根性はついたし、努力が実を結んで初めて、地域の大会で優勝できた。

と、こんな感じでかまいません。

周りの人にも協力してもらう

どうしても、自分だけで作ると客観的な見方ができなくなります。自分が周りにどう見られているのか、聞いてみるのもひとつの手ですね。

周りの人から見ると、自分の印象とは違った答えや思いつかなかった答えが返ってくるかもしれません。面白いなと思ったものはメモに取り、自分史に書き足していきます。

自己PRとしてまとめよう

膨大な量の自分史が出来上がると思いますが、最初に言ったように、言葉にできるのは 800文字から1200文字。原稿用紙でいえば、3枚程度しかありません。

自分史のなかや周りの意見から、一番必要だと思う部分や面白いと思う部分を厳選していきましょう。この時に頭に入れておいてほしいのは、自分の希望会社がどのような人材を求めているか ということです。

多くの会社で求められるのは、 自分で考えて行動できる、自律性のある人。なので、自分で考えて行動したことがある出来事などは要チェック。面接官の興味を引く内容となります。

人の興味は最初の1分が大事!

出だしというのは、本当に大切です。授業であれば最初の5分。映画であれば最初の10分。そして、面接であれば最初の1分です。

自己PR自体は2~3分もらえているとしても、面接官は他にも多くの自己PRを聞いているので、最初のつかみがしっかりしていれば、最後まで集中して聞いてもらえます。

ありきたりの答えを避けて入ってみる

たとえば、「私は真面目だといわれます」「僕は元気で明るいといわれます」というようなことは多くの人が言います。ありきたりの答えは、その先の言葉への興味が薄れて行ってしまいます。

もちろん、真面目なことや、元気であることを伝えるのはかまいません。ですが、冒頭に持ってくる必要はないんです。

  • 私は人から変わっているといわれます
  • アツいやつです

とこんな風に、ちょっと変わった入り方で自分の自己PRに入ることもできます。周りと違うことを言うことで、注目してもらい、自己PRのアピール力を上げましょう。

でも、上の入り方は、ちょっと上級者向けでもあります。自己PRで、変わっていることやアツいことが、会社にとってプラスになると思わせないと、目立ちたがり屋なだけに思われてしまうからなんです。

印象には残りますが、いいイメージが残るか悪いイメージが残るか、諸刃の剣なんですね。もしうまくつなげないと思う人は、こちらを試してみてください。

質問系から入っていく

たとえば、「○○を知っていますか?」や「○○って思うことありませんか?」など、相手に言葉を投げかけるという方法です。

ここでのポイントは相手にとって、うなずいたり、首を振ったりするだけで答えられるような、 「YES or NO」で答えることのできる質問にしましょう。

具体的に言葉を必要とするものは、答えによって対応が変わってしまうので、返答がなくても続けられる質問にしておきましょう。

人は質問を投げかけられると、それにこたえようと意識を集中します。質問の意味を考えたり、答えを探したり。その時点で、こちらの話に興味を抱いてもらえるわけです。

たいていの場合、自己PRは一方的な言葉になってしまうので、最初に面接官に言葉を投げることによって、インパクトを与えられますし、こちらに集中してもらいやすくなります。

最初の1分は笑ってもらえるような失敗談を話す

もしできるのであれば、最初の発言でこちらを向いてもらえたあと、さらにちょっとした失敗談を入れるといいですね。そうすることで、面接担当者の好感度を上げることができます。

質疑応答やその後の展開においてたとえ失敗したと思っても、 最初に好感度を上げておけばマイナス印象にはなりにくいです。

自己PRは最初の1分でこちらに興味を引き付けることによって、がらりと印象をかえることができます。もし、自己PRがなんだか物足りないという気がするのであれば、最初の1分にインパクトを作りましょう。