【就職に絶対役立つ】ホテルバイトで社会常識を習得しよう

大学生になりバイトを始める方も多く、初めて経験する仕事を通じて、社会常識やマナーを習得できる良い機会とも言えます。

将来自分の目指す仕事に役立つ業界でアルバイトが出来ればよいのですが、その業界以外でも仕事の考え方や進め方、チームとして働くという事を学ぶことはできるのです。

その様な経験は企業面接の時に必ず役立ちますので、大学生活を送る中で挑戦してみると有利になる場合が多くあると言えます。

ホテルでの仕事は接客経験値が上がりやすい

ホテルでの仕事は接客業の王道とも言われ、その仕事内容は多岐に渡り、たくさんのセクションにわかれています。

受付をするフロント、ホテル内外の事を紹介・案内をしてくれるコンシェルジュ、食事ができるレストランと様々ですが、どのセクションも平均以上の接客マナー、言葉遣い、社会常識、ホスピタリティが必要になってきます。

一般的な大学生がするアルバイトとしては非常にスキルの高いものを要求されますが、社会勉強と考えるとこれほど多くのものが学べる業種もないでしょう。

いざホテルで働こうと考えた場合、募集が多いセクションはレストランと言えます。

レストラン業務は朝食・ランチ・ディナーサービスを思い浮かべられるかもしれませんが、それ以外にも各種パーティーが行われています。

企業間パーティーや婚礼・披露宴・宴会等とあり、数百人が集まるものが多くありますので、常にホテルは人材を必要としています。

しかし、宴会スタッフはあまり募集をかけても人材確保が難しい場合が有りますので常に人手不足の状態で、ホテル側も苦慮しているのです。

どの業種でも派遣会社が利用されていますが、ホテル業界も同様にこのシステムを活用しています。

しかし、ホテル業界が利用しているのは「配ぜん人紹介所」というもので、これは一般的な派遣会社とは違い、派遣される側も仕事の斡旋料金として800円程度（1勤務紹介、上限3回）の斡旋料を支払う必要があります。

これを有料職業紹介事業というのですが、ほとんど派遣会社と変わらないと言って良いでしょう。

単発での仕事が多く、主に宴会サービスをするのですが、基本的に直接雇用のアルバイトよりもかなり時給が高い傾向にあります。

宴会毎の契約という場合が多くありますので、短時間での業務がほとんどという場合が多く、時間の取りづらい大学生に人気があり、登録されている学生が多くいるのです。

宴会サービスは普段知ることのできないサービスマナーを覚えることが出来ます。

全てのテーブルには上座下座があり、給仕するタイミングや出し方にもルールが有りますし、言葉遣いや立ち振る舞いを厳しく要求されます。

ホテルサービス全般に言えることですが、この様な場所で働くとコンビニエンスストア等の敬語が実は間違っているという事に気付かされるのです。

きちんとした社会的に通用する言葉遣いを覚えるにはホテルは大変有利と言えます。

この様にホテルで働くということは想像以上にハードルの高いものとなりますが、社会常識やマナーを覚えるには最適な職場と言って良いでしょう。

なぜ会社にいる人達は若い人を怪訝に思っているのか？それは価値観や社会常識が合わないからです。

挨拶の仕方、返事の仕方、目上の人に対しての接し方を、大学の友人とだけ付き合ってきた人と合うはずもないのです。

それは社会に出てから覚えると考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、それではすでに遅いと思っても良いかもしれません。

社会常識を学生の頃から接して分かっている人と、分かっていない人、どちらを企業は欲しがるでしょうか？その答えは火を見るより明らかなのです。

では、就職活動をしている大学生を面接官はどの様に見ているのでしょうか？

間違いなく言えることは、「大学生程度の若い子だからこれくらいの程度だろう。」という事です。

「社会経験もなく、人間関係は大学の友人とだけ、組織といえばサークル活動をしているだけ、そんな経験しかしたことがない学生の中から選ぶのだから将来性のある有名大学卒を採用したほうが良い。」

この様に、面接ではそれほどその人自身に期待していないのが通常なのですが、その認識を覆すような対応の仕方、考え方、社会常識を持っている人がいた場合、面接官はどのように感じるでしょうか？

アルバイトは就職活動をする上では必ずしも重要ではありませんが、その経験で覚えた事は必ず将来必要となりますし、有利になっていくのです。

アルバイトはお金を稼ぐ手段ですが、せっかくなら自分のスキルをアップさせるような業種に挑戦してみるのも必ず役に立ちます。

学校で教えてくれないことが、社会には山ほど転がっていますし、社会勉強は社会の中でしかできないのです。