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若手の社員とチームワークを発揮して仕事ができる環境づくり

若手の社員とチームワークを発揮して仕事ができる環境づくり

最近入社した、会社にいる20代前半の若手社員を見てみると、やはり「ゆとり世代」なのでしょうか、非常に理解できない言動をする社員もいます。

依頼した仕事しかしない、依頼したことすらしない、依頼しなければ気配りもしない。

なんてなことを、上司の世代や先輩の世代から聞くことも多いです。「これだからゆとり世代は困る」と公言する人々も多いです。

これじゃあ、ゆとり世代と言われている若手がかわいそうな気がします。何をしても「ゆとり世代」という言葉だけで片付けられると、モチベーションも上がりません。

もう少し若い世代とのチームワークをはかって、彼らの世代の持っているポテンシャルを生かした仕事ができると、きっと今までに比べて仕事の効率も上がっていくに違いありません。

ゆとり世代の傾向を活かしてチームワークを高める方法はこれだ

そもそも、ゆとり世代ってどのような性質を持っているのか、明確に答えることのできる人は、どれくらいいるのでしょうか。

なんでもかんでも、ゆとり世代というレッテルを貼って、ひとくくりにして批判しているだけになっていないでしょうか。

ゆとり世代は受けてきた教育の傾向から「ゆとり」と称されますが、そんな世代だからこそ、年上の世代よりも優れている部分だってあるのです。

  • 自己表現能力が高い
  • 目標達成への努力を行らない
  • 自己肯定感を欲している

これらの性質を踏まえて、年上の世代がしっかりゆとり世代をリードしていくと、様々なメリットが生まれてくるのです。

具体的に、どのようなメリットがあるのかを見てみましょう。

若い世代は「プレゼンテーション」する能力が高い

若い世代は、高校や大学への進学、そして就職時に「プレゼンテーション」や「自己評価」などを行って、人生の階段を上ってきた人間です。

年上の世代とは違って、学歴と能力だけで判断されずに、それらのことを自分でどのように認識し、理解しているかを試されてきた世代です。

つまり、プレゼンテーションの能力が高いのです。これを活かさない手はないと思います。

仕事によっては、企画や商品の提案を行うことがあるでしょうから、この部分を若い社員に託してみると、きっと使命感を発揮して、チームとして行動してくれる機会となるでしょう。

ただし、年上の世代は「目的」や「結末」など、プレゼンテーションで行いたいことを若い社員に伝えてやらなければなりません。若い社員は、結末までを考える能力がありません。

なぜなら、若い社員は「指示待ち」世代でもあるからです。指示を待って呆然とされるよりも、明確な指示さえ伝えておけば、しっかりと仕事は仕上げてくれる。それが若い世代の特徴でもあるのです。

目標達成への意識が高い若い世代

若い世代と言えば、無責任な世代であると言われることもあります。私は、必ずしもそうではないと考えています。

なぜそのように言われるようになったかと言えば、責任を負いたくないのではなくて、責任を負うことへの「理解」がないからだと考えられます。

そんな若い世代の考え方を、年上の世代は理解することなく、「無責任」というレッテルを貼って、若い世代のやる気をそいでいるといっても過言ではありません。

若い世代は決して無責任ではありません。年上の世代が、責任を負うことを理解させる能力に欠けているだけなのです。

そうじゃなければ、若い世代はプレゼンテーション能力も高いし、理解度も早いので、目標を明確に認識することもできるので、その達成に努力する姿勢を持っているのです。

ですから、年上の世代は「ここまでの責任は負う」「この部分の責任は君が負う。なぜなら~」というように、若い世代に責任を負うべき部分と、その理由を明確に説明することが必要なのです。

そのことにより、チームの中で責任も仕事も分担でき、若い世代も「ここまで頑張ればいいのだ」と理解もできますから、目標を持って仕事をこなしてくれるようになるでしょう。

若手の世代は、無責任なのではなくて、「どこまで責任を負えばいいのか」という部分において、ある意味恐怖を抱いていると考えた方がいいでしょう。

若い世代は「認めてほしい」世代

若い世代は、先ほどから触れているように、自分自身をアピールせよと強要され、人生の階段をステップアップしてきた世代です。

本当なら、失敗と成功を繰り返して、経験という名の強みを持って成長するのですが、若い世代はその「失敗する」チャンスを与えられてこなかったことが多いのです。

そのため、いくらいい能力を持っていても、自分に自信がないと悩むことも多く、心の病を発症して仕事を辞めてしまうような場合も多くなっているのが現状です。

誰だって、「お前は用無し」と言われるより「君が必要だ」と言ってもらえる方が、やる気も出ますし、仕事においても十分な成果を発揮することができます。

特に若い世代は、「君が必要だ」と言われてきた経験が少ないので、しっかりと褒めてやることで、自己肯定感を感じさせ、チームに貢献することの喜びを与えることが欠かせません。

ただし、何でもかんでも褒めるのではいけません。若い世代は計算高いですから、「何か下心があるな」と見抜いてしまう世代でもあるのです。

ですから、成果を出せば褒める、成果が不十分であっても、積み上げてきた努力や経験を褒める。この繰り返しで、チームの中で存在感を与え、自己肯定感をしっかりと持たせるのです。

自己肯定感さえあれば、若い世代は不安を持つことも少なくなり、目の前の仕事をこなし、目標達成のために頑張ってくれることは、間違いありません。

不安によって自らの能力が発揮できないのは、若手の世代もそうですが、会社に勤めるものであれば、誰でもそうかもしれませんしね。

若手の考える「チームワーク」とは?

そもそも、チームワークということに対して、年上の世代と、若手の世代とでは考え方が大きく違うのではないでしょうか。

年上の世代は、チームワークを「過程も成果も全員一緒」という考え方をすることが多いです。個人の意見があっても、チームとしての意見が優先されますし、チームの意向に逆らうような言動は「異端児」扱いされるのです。

そんな年上の世代にとっての「異端児」が、まさに若手の世代と言えるのです。チームを構成するというよりは、「目的と成果を共有しうる集団」と考えた方がいいでしょう。

ですから、目的や成果が共有しえない人間は、集団には入れません。集団に入ったとしても、方向性がかい離していくことで、集団から自主的に離脱する者もいます。

そして、目的を達成した時には、その集団は解散します。チームはずっと続いていくものですが、若手の世代は目的を達成すると次の集団へ移動したり、一つの「個」として活動を優先させます。

このような若手の世代を、いかにチームの中に引き込むかというのは、上司や先輩にとって非常に難しいテーマと言えます。ですが、チームを構成する可能性が全くないわけではありません。

目的をしっかり共有しあうこと、目的の達成に至るまでの過程を共に考える、そして、互いの責任範囲を明確にする。これだけで若手の世代は安心して仕事に取り組みます。

若手の世代が一番恐れていることは、自分の価値を認めてもらえないことと、自分の責任範囲がどこまでかということなのです。

逆を言えば、それを担保してくれるチームが構築できれば、十分に若手の世代も参加できるチームは作れますし、チームワークも十分発揮できるでしょう。